日産が新しい中古車のトライアル販売をスタートした。素材に選ばれたのは3代目キューブ。内外装のリフレッシュやカスマイズも可能とあって、こいつは注目度高いぞ!
文/ベストカーWeb編集部、写真/日産自動車
【画像ギャラリー】新車気分で乗れるキューブ レトロ リノベーションの姿をじっくり見て!(17枚)画像ギャラリー■まずは20台のキューブでスタート!
今年の東京オートサロン2024は大盛況だったが、1年前のオートサロン2023の会場に、日産が1台のキューブを出展したのをご記憶だろうか。
そのクルマは「CUBE Refreshed & Retro CONCEPT」というネーミングで、Z12型3代目キューブの中古車の内外装部品を交換し、専用カスタマイズパーツを装着してレトロ感を演出したモデルだった。
話を聞いてみると、これは単なるキューブのカスタマイズではなく、日産が新たな中古車ビジネスをスタートするためのパイロットモデルだとのこと。
近年、クルマが高くなり、とりわけ若者世代などには自動車ディーラーのハードルが高い。そこで手の届きやすい中古車に魅力ある商品を用意し、販売店をもっと身近に利用してもらおうというのが狙いのようだ。
それから1年を経て、晴れてその中古車ビジネスがスタートした。まずは販売会社である奈良日産自動車と共同という形で、20台のキューブを販売するという。題して「CUBE Retro Renovation」。
■リフレッシュパッケージが+7万4835円から!
具体的な中身だが、2つのパッケージから予算や希望に応じてメニューを選ぶ仕組み。ひとつは新品部品への交換やメンテナンスを行うリフレッシュパッケージ。もうひとつは内外装を個性的に変更できるカスタムパッケージだ。両パッケージは組み合わせることもできる。
それぞれのパッケージのメニューだが「エントリー」「スタンダード」「プレミアム」という3ステップがある。
たとえばリフレッシュパッケージの「エントリー」は、ワイパーリフィル(ブレードゴム)やバッテリーといった消耗品交換にカーペット交換がセットになって7万4835円、「スタンダード」はエントリーの内容にコーティングパック、ワイパーアーム交換、ガラスランラバー(窓枠のゴム)交換などが追加されて27万2595円といった具合(いずれも税・工賃込み)。
いっぽうのカスタムパッケージは、「エントリー」がホイールカバーとシートカバーのセットで10万6430円。「スタンダード」はこいつに2トーンボディステッカーとグリルが追加されて、57万3698円という内容になる(いずれも税・工賃込み)。
各メニューだが、さすが日産と販売店が考えただけあって、中古車の弱点をしっかり押さえているなという印象。見た目もホイールカバーやシートカバーといった要素が効いていて(望めば2トーンボディやインテリア加飾もできる)、プチ新車気分が味わえる出来栄えとなっている。
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