ジムニーとクラウン 現行型生産終了車の販売リミット

ジムニーとクラウン 現行型生産終了車の販売リミット

 多くの車は発売から6、7年で「新車」にフルモデルチェンジする。2018年はジムニーやクラウンなど注目モデルの新車も登場を控えている。

 では、“今まで売られていた車”はいつまで買えるのか? メーカーが公式に発表しない、現行モデルの生産中止日程や在庫車の有無にも「傾向」がある!

文:遠藤徹/写真:編集部、TOYOTA


現行型が買えるのは新型登場の2~3ヶ月前まで

現行型クラウンは2012年に登場。今年6月に15代目となる新型にフルモデルチェンジする
現行型クラウンは2012年に登場。今年6月に15代目となる新型にフルモデルチェンジする

 モデルチェンジはフルモデルチェンジだけではない。車固有の名称である「型式」が変わってしまうフルモデルチェンジをはじめ、中規模改良のマイナーチェンジ、一部の装備や仕様を見直す一部改良などがある。

 どれも新型車に切り替える2~3ヶ月前に従来モデルを生産中止(オーダーストップ)して在庫一掃セールするので激安で購入することが可能になる。

 格安になる度合はどのモデルチェンジでも変わらず、切り替えの時期が近づくほど安くなる。なかにはモデルチェンジした後でも前モデルが売れ残り、これに巡り合えればさらに激安で入手できる。

 2018年はじめから8月くらいまでモデルチェンジによる車種をざっと上げると、以下のとおりだ。

■2018年8月頃までの新車発売スケジュール

【フルモデルチェンジ】
・トヨタ クラウン
・トヨタ センチュリー
・スバル フォレスター
・スズキ ジムニー

【マイナーチェンジ】
・ホンダ ジェイド
・マツダ CX-3

【一部改良】
・トヨタ アクア
・トヨタ ヴィッツ
・トヨタ C-HR
・日産 キューブ
・三菱 デリカD:5

(※スケジュールは遠藤徹氏調べ)

生産終了すると買えるのは「在庫車」のみに

長らく唯一のV12エンジン搭載国産車だったセンチュリーはすでに在庫ゼロに……
長らく唯一のV12エンジン搭載国産車だったセンチュリーはすでに在庫ゼロに……

 特殊なのはトヨタ オーリスで国内仕様は2月に生産中止し、6月中旬にも発売される「カローラスポーツ(ハッチバック)」に切り替えられる。

 クラウンマジェスタも2月下旬に生産中止し、在庫一掃セールに入っているが、すでに在庫ゼロの店舗も出始めている。

 これらの中で従来モデルの生産を打ち切った時期はクラウンが6月25日の次期型発表、発売に対して3月下旬、センチュリーはクラウンと同じ日の発表だが、オーダーメイドモデルのため従来モデルの在庫はゼロ。

 ジムニーはシエラとも3月末、オーリスは2月上旬、CX-3は3月末、アクア2月上旬、ヴィッツとC-HRは4月下旬、キューブ2月上旬、デリカ3月下旬などとなっているが、これらは在庫が次第に少なくなっているものの、扱い店をくまなく回れば買い得モデルを捜すことはまだ可能だ。

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