多くの車は発売から6、7年で「新車」にフルモデルチェンジする。2018年はジムニーやクラウンなど注目モデルの新車も登場を控えている。
では、“今まで売られていた車”はいつまで買えるのか? メーカーが公式に発表しない、現行モデルの生産中止日程や在庫車の有無にも「傾向」がある!
文:遠藤徹/写真:編集部、TOYOTA
現行型が買えるのは新型登場の2~3ヶ月前まで
モデルチェンジはフルモデルチェンジだけではない。車固有の名称である「型式」が変わってしまうフルモデルチェンジをはじめ、中規模改良のマイナーチェンジ、一部の装備や仕様を見直す一部改良などがある。
どれも新型車に切り替える2~3ヶ月前に従来モデルを生産中止(オーダーストップ)して在庫一掃セールするので激安で購入することが可能になる。
格安になる度合はどのモデルチェンジでも変わらず、切り替えの時期が近づくほど安くなる。なかにはモデルチェンジした後でも前モデルが売れ残り、これに巡り合えればさらに激安で入手できる。
2018年はじめから8月くらいまでモデルチェンジによる車種をざっと上げると、以下のとおりだ。
■2018年8月頃までの新車発売スケジュール
【フルモデルチェンジ】
・トヨタ クラウン
・トヨタ センチュリー
・スバル フォレスター
・スズキ ジムニー
【マイナーチェンジ】
・ホンダ ジェイド
・マツダ CX-3
【一部改良】
・トヨタ アクア
・トヨタ ヴィッツ
・トヨタ C-HR
・日産 キューブ
・三菱 デリカD:5
(※スケジュールは遠藤徹氏調べ)
生産終了すると買えるのは「在庫車」のみに
特殊なのはトヨタ オーリスで国内仕様は2月に生産中止し、6月中旬にも発売される「カローラスポーツ(ハッチバック)」に切り替えられる。
クラウンマジェスタも2月下旬に生産中止し、在庫一掃セールに入っているが、すでに在庫ゼロの店舗も出始めている。
これらの中で従来モデルの生産を打ち切った時期はクラウンが6月25日の次期型発表、発売に対して3月下旬、センチュリーはクラウンと同じ日の発表だが、オーダーメイドモデルのため従来モデルの在庫はゼロ。
ジムニーはシエラとも3月末、オーリスは2月上旬、CX-3は3月末、アクア2月上旬、ヴィッツとC-HRは4月下旬、キューブ2月上旬、デリカ3月下旬などとなっているが、これらは在庫が次第に少なくなっているものの、扱い店をくまなく回れば買い得モデルを捜すことはまだ可能だ。
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