マツダといえばロータリーエンジン。現在、MX-30に発電用のロータリーエンジンが装着されているが、やはり真のロータリーエンジン搭載車の復活は駆動用に使われる、RX-7後継ロータリースポーツの誕生ではないだろうか。本当にRX-7後継車は出るのか? 今わかっている最新情報をお伝えしよう。
文:ベストカーWeb編集部/写真:ベストカーWeb編集部、ベストカー編集部(予想CGイラスト)
■コンセプトカー「アイコニックSP」の市販版!!!
マツダはMX-30 R-EVでロータリーエンジンを発電専用に使うシリーズハイブリッドを実用化した。しかし、古くからのロータリーファン、マツダファンのみならず、生粋のクルマ好きはロータリーエンジンは発電用ではなく、駆動用としての復活を待ち望んでいるに違いない。
マツダは「車両用駆動システム」という特許を登録しており、つまりロータリーエンジンを駆動に使うマイルドハイブリッドである。
このマイルドハイブリッドシステムは、前輪車軸後方にロータリーエンジンを配置するフロントミドシップの後輪駆動で、駆動用バッテリーをシート(2シーター)の真後ろに置き、トランスミッションを後輪車軸上に置くトランスアクスル方式。
ロータリーエンジン+モーターで後輪を駆動するが、それとは別に前輪左右に片側17kW(約23ps)のインホイールモーターを置き、モーターのみの走行も可能。一方でモーターの電力供給を止めてロータリーエンジンだけで走るモードも用意されているという。
インホイールモーターの実用化にのみ疑問符は付くものの、ほかは2027年と予想される発売時期には実現できそうなものばかり。ただし、コストがかかり、車両価格が高くなるので、それをどう判断するのかが実現可能性を左右しそうだ。
このシステムを実用化すれば、830㏄×2ローターターボ+モーターでシステム出力は350ps前後、カーボンニュートラル燃料にも対応する。
2024年5月にトヨタ、スバルと共同で開催した「マルチパスウェイワークショップ」では、横置き1ローターと縦置き2ローターを発電用に使うシリーズハイブリッドを公開しているため、シリーズハイブリッドの道も残されている。
■エクステリアデザインはアイコニックSPの市販版
エクステリアデザインについては2023年秋のジャパンモビリティショーで公開されたアイコニックSPを発展させたもの。この予想CGイラストのように、美しいロータリースポーツとなりそうだ。
RX-7後継ロータリースポーツのデビュー時期は2027年が予想される。予想価格は600万~700万円。
待ちに待った待望のロータリーエンジンの復活が現実味を帯びてきた。あと3年、ワクワクしながら期待して待っていよう。
コメント
コメントの使い方モーターなしのピュアREだったらもっと良かったですが、欧州規制で必須なんだろうね
つまり一般人レベルでは不具合出さずにチューンしてパワーアップは絶望的ってことになるので
試乗して、馬力が十分満足になった型を買います。そのためにも限定じゃなくカタログモデルにして下さい