現行エルグランドはデビューからすでに14年。2023年のジャパンモビリティショーで公開されたハイパーツアラーが次期エルグランドを示唆するモデルとして言われてきた。しかし、ここに来て違うことが判明した。さて、次期エルグランドはどんなモデルになるのか、最新情報をお届けしよう。
文:ベストカーWeb編集部/写真:ベストカーWeb編集部、ベストカー編集部(トビラ:予想CGイラスト)
■ハイパワーツアラーは次の次のエルグランドだった!
2023年のジャパンモビリティショーで公開されたハイパワーツアラーは、これこそ次期エルグランドを示唆するモデルだと色めき立った。
しかし、ミニバンとしては突飛で非現実なデザイン、そして実用化は2028年以降と言われている全個体電池を搭載するBEVで明らかに自動運転レベル4以上を想定していることなど、どう見てもこのままでないにしろ、次のエルグランドとして出てくるモデルではなかった。
つまり、ハイパーツアラーは、次期エルグランドではなく、その次のモデルを示唆するものだったのだ。
■新型エルグランドは2026年、ガソリンターボ+e-POWERで登場!
では次期エルグランドはどうなるのか? 日産関係者から入手した最新情報では、BEVではなく、e-POWERを搭載した電動ミニバンとして登場する。
そのe-POWERはエクストレイルに搭載されている可変圧縮の1.5L、直3ターボ+モーターを、車重増に対応して発電用パワー/トルクアップなどを改良して搭載する。最高出力は150ps、最大トルクは25.5kgm、モーター最高出力はフロントが210ps、リアが140psと予想される。
プラットフォームは現状を考えると、エルグランドのために新設するとは考えにくい。しかし、ライバルのアルファード(ホイールベース3000mm)に匹敵する前輪駆動用プラットフォームを持たないため、エクストレイルのCMF-C/Dプラットフォームをストレッチして使用すると思われる。
ボディサイズは全長5000×全幅1880×全高1930mm、ホイールベースは3000mmと予想。駆動方式はFFのほか、日産の電動4WD、e-4ORCEをラインナップする。
デザインについては予想段階だが、新型パスファインダーや新型キックスなど最新日産デザインの流れを汲み押し出しの強いフロントマスクが与えられる。
そのほか、セレナルキシオン同様にトップグレードには自動運転レベル2のプロパイロット2.0が標準装備されるのは間違いないだろう。
新型エルグランドのデビューは2026年、価格は600万~800万円程度。「キング・オブ・ミニバン」の復権をかけて、渾身のフルモデルチェンジとなるだろう。
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