人気のトヨタ アルファード&ヴェルファイアが一部改良を受けた。EV走行73kmを達成するPHEVが新登場するとともに、アルファードには2列目ベンチシートの8人乗りを追加。今まさに、満を持して進化を遂げたアル/ヴェルに迫る!!
※本稿は2025年1月のものです
文:ベストカー編集部/写真:トヨタ
初出:『ベストカー』2025年2月10日号
アル/ヴェルがリフレッシュ!!
根強い人気で納期の長期化、さらに受注停止が続いているアルファード&ヴェルファイアだが、2023年6月のデビュー以来1年半で初の一部改良を実施するとともに、新たにPHEVモデルが追加となった。
PHEVはアルファード、ヴェルファイアともに最上級のエグゼクティブラウンジに設定され、後輪をモーターで駆動するE-FourのみでFFはない。
また、3列目シートが他グレードでは3人掛けとなっているが、2人掛けとなり、乗車定員は6名となる。このサードシート、センター部にカップホルダーが設置されており、見たところレクサスLM500h versionLのシートと同形状のようだ。
PHEVシステムは基本的にハリアーやRAV4などに搭載されるものと同様で、51Ahの大容量リチウムイオン電池を搭載(ハイブリッドは5Ahのニッケル水素電池)。システム出力306psを発揮し、EV走行距離73kmを実現。日常の通勤や買い物ならEV走行でまかなえる。
車重はエグゼクティブラウンジのHEV仕様(E-Four)の2290kgに対し180kg重たい2470kgと重量級となるが、バッテリーをフロア下に搭載することでHEVモデルに対し35mm低重心というのもポイントだ。
このPHEV仕様には最大1500WのAC100V外部給電機能が標準装備されるので、アウトドアでの電源だけではなく、停電時の自宅での電源供給にも活用できるメリットがある。
またアルファードには2列目シートを3人掛けベンチシートとした8人乗り「X」グレードが新設定された。これまで2列目シートは左右独立の豪華シート仕様のみだったので、8人乗りを待っていた人も多いだろう。ただしヴェルファイアには8人乗りは設定されない。
Xグレードは2.5Lハイブリッドのみの設定で、Zグレードでは設定される2.5Lガソリンエンジン仕様の設定はない。
「X」グレードの価格は510万円で、アルファード/ヴェルファイアシリーズの最廉価なのだが、面白いのは「Z」の非ハイブリッド仕様との価格差が45万円ということ。
ハイブリッドの価格アップ分80万円を上乗せしても8人乗り「X」が最廉価となるよう、一部豪華装備を省略したのが「X」なのだが、フロント6ウェイパワーシートや電動スライドシート、LEDヘッドランプなどアルファードに相応しい装備までは省略されていないので、お買い得グレードと言えるだろう。
アルファード&ヴェルファイア、リファインされて受注停止も解消されることを願ってます!!
【画像ギャラリー】王者の地位は盤石!! 一部改良と同時にPHEVや8人乗り仕様が加わったトヨタ アルファード&ヴェルファイア(24枚)画像ギャラリー待望のPHEV登場
新設定されたPHEVは、基本的なシステムはRAV4やハリアーなどに搭載されるものと同様。2.5L・THSに51Ahの大容量リチウムイオンバッテリーを組み合わせたもので、後輪をモーターで駆動するE-Four。WLTC燃費は16.7km/Lを達成し、満充電でのEV航続距離は73kmとなる。重量のあるバッテリーを床下に搭載することで、車重は180kg増加したが、重心は35mm低下する。
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