2022年のフルモデルチェンジを機にさらに質感が高く使いやすくなった。アルヴェルと共に現存するノア・ヴォクシーには多くの魅力が詰まっており、両者合わせて22種類にもなるグレードや仕様の中でベストバイはどこにあるのだろうか。ノアヴォクで悩んでいるファミリーユーザーへ向けて、バイヤーズガイドをお届けする。
文/佐々木 亘:写真/ベストカーWeb編集部
【画像ギャラリー】売れっ子なのも納得の理由!! ノアは幅広く愛されるべき存在(8枚)画像ギャラリーまずはボディカラーから選んでいくこと
ノアは、エアロ・ノーマルの見た目に、Z・G・Xのグレード差、さらに7人乗りと8人乗りがあり、パワートレインがガソリンとHEVの2種類あるため、本当に仕様選びが大変だ。ここに兄弟車ヴォクシーが入ってきて、エアロタイプの選択肢はさらに増える。
そこでノア・ヴォクシーでは、まずクルマの色から選び、車種やグレードの選択肢を絞っていこう。
例えば、ノアのレッドマイカメタリックやグリッターブラックガラスフレークなら、エアロ専用色なので車種とグレードの選択肢が大幅に少なくなる。標準車専用のスティールブロンドメタリックが良いというケースなら、ノーマル仕様のZ・G・Xから選べばいいだけだ。
ヴォクシー専用色のマッシブグレーがお気に入りなら、言わずもがなノアの選択肢は外れるだろう。すると、無数にあった選択肢は選びやすいくらいの数に変わるはず。
また、顔やお尻のデザインで、ノア・ヴォクシーどちらかが好きという場合には、その好みに従って選択肢を減らしていくのも良い。ノアヴォクでは見た目から攻めていくのが、満点の購入ストーリーへの近道だ。
【画像ギャラリー】売れっ子なのも納得の理由!! ノアは幅広く愛されるべき存在(8枚)画像ギャラリー共通色で悩む!見た目も甲乙つけがたいならば…
色も白か黒で悩むし、見た目はどちらも好みで選択肢が絞れない場合、基本的にはノアの路線に乗るべきだろう。その上で、エアロもノーマルも甲乙つけがたいし、7人乗りしか眼中にないなら、最もおススメするのはノアのZグレードである。
その中でもHEVの2WDを選べば間違いはない。車両本体価格は359万円だ。エアロタイプの最上級S-Zとの価格差は8万円だから、エアロタイプを選びたくなる気持ちも分からなくはないが、この8万円が後から結構効いてくる。
装着できるオプションや標準装備のラインナップを精査していくと、ノアの購入選択肢はS-ZかZに自然と絞られていくだろう。その上で、費用対効果が高く、ワンランク上の高級ミニバン気分を味わえるのがZの特徴だ。
基本的な装備は最上級のS-Zと同じだから、好みに応じて安全装備のセットオプションを選んでいくだけ。タイヤホイールは乗り心地にも優しい16インチで、見た目もそこまで奇抜ではないため、万人受けするスタイルである。
そして選んでほしいのが、14万8500円のパッケージングオプション「快適利便パッケージング(High)」。これでアルファード・ヴェルファイアにも負けない快適な室内が手に入る。8万円高いS-Zだと、この快適利便パッケージを選択するのに二の足を踏んでしまいがちなのだ。
特に基本は4名乗車までで、悠々とノアを使いたいファミリーには、Zグレードがベストバイと考える。
【画像ギャラリー】売れっ子なのも納得の理由!! ノアは幅広く愛されるべき存在(8枚)画像ギャラリーZならリセールも問題無し!
ノア・ヴォクシーでは、エアロタイプが人気のように見えるが、意外と希望者が多いのが、ノーマルの最上級グレードZなのだ。そのためリセールバリューでも、そこまで苦労することはないだろう。トヨタディーラーの設定する残価率を見ても、S-ZとZの間に大きな差は無い。
リセールを気にしてエアロ縛りとなり、S-Gを選ぶくらいなら、希少性のあるZの方が中古車検索の中で引き合いがあり、リセールバリューは高い。数年後に手放す際も、S-Zと同じくらいお財布に貢献してくれるはずだ。
ついついエアログレードに目が行ってしまいがちだが、ノアのノーマル顔は、装備も機能も結構イケてるぞ。家族に優しいミニバンは、ノアのZで決まりだ。
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