トランプ関税への対応策として、自社の北米工場から車両を輸入するトヨタ。そのなかでも注目したいのが、2024年を最後に日本での販売を終了したトヨタ カムリ。かつての北米トヨタ最多販売車が新型となって日本へと凱旋帰国する!!
※本稿は2026年3月のものです
文:Kenny Nakajima/写真:Kenny Nakajima、トヨタ ほか
初出:『ベストカー』2026年4月26日号
「アメ車」となったカムリが日本再導入
先代は国内でも販売されていたカムリ。近年はSUVの「RAV4」に北米トヨタで一番売れているクルマの座を譲ったが、北米トヨタの主力セダン。米国で生産され米国市場の需要を汲んだ完全なアメ車だ。
今回日本への再導入が決まった9代目は、ハイブリッドオンリーのモデル展開。実際、スポーティグレードの「XSE」FFモデルに試乗してみると、発進時のEVからエンジン駆動への切り替えはしごく自然で滑らか。
グイグイと引っ張ってくれる走行感は、従来のV6ガソリンモデルと比べても謙遜ないパワフルさで、FFだがほぼトルクステアを感じさせない。
サスペンションにも大幅に改良が加えられ、19インチホイールは8Jから9Jへとワイドに。FFでもしっかり路面をトレースするステアリングフィールが好印象だ。
ボディサイズは全長が20mm伸びたが、全幅、全高、ホイールベースに変化はなし。歴代カムリの売りでもある広い室内空間も健在で、全席ロングドライブでも快適だ。
インパネまわりのデザインは一新され、従来の非対称センタースタック部分は直線的で水平方向に伸びる形状になり、上位グレードのセンターモニターはワイドな12.3インチのタッチスクリーンが採用されている。
全車速レーダークルーズコントロールやブレーキアシストや車線追従ステアリングアシストなど、TSS(トヨタセイフティセンス)3.0も全車標準装備。安心なイージードライブが楽しめるのも魅力的。
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