2月末にトヨタ「ヤリスクロス」と「ヤリス」が一部改良を発表した。各種装備が標準装備になった点はうれしいのだが、価格もそれなりに値上げされた点は惜しい。こうなると最廉価の「X」を見直したくなる。今回のマイチェンでディスプレイオーディオが標準となったからだ!
文:ベストカーWeb編集部/写真:トヨタ自動車
ディスプレイオーディオが全グレード標準装備に
2月27日、ヤリスクロス/ヤリスがマイナーチェンジを実施した。両車は2024年1月にエクステリア変更を伴う比較的大きなマイチェンを実施したため、今回の改良は機能・装備面の充実に力が注がれた印象だ。
具体的な中身だが、これまでメーカーオプションだったいくつかの装備が標準装備となった。以下の通りだ。
(ヤリスクロス)
・ETC2.0:Z、G、Uグレードに標準設定
・ドアミラーヒーター:G、U、Xグレードに標準設定
・ディスプレイオーディオPlus:Zグレードに標準設定
・ディスプレイオーディオ:Xグレードに標準設定
(ヤリス)
・ETC2.0:Z、G、Uグレードに標準設定
・ドアミラーヒーター:Z、G、U、Xグレードに標準設定
・ディスプレイオーディオPlus:Zグレードに標準設定
・ディスプレイオーディオ:Xグレードに標準設定
・スマートエントリー&プッシュスタート:Xグレードに標準設定(6速マニュアル車を除く)
ヤリスクロスからは200万円以下のモデルが消滅
とはいえ残念なのが、車両価格も引き上げられた点。たとえばヤリスクロスの「X(FF)」はこれまで200万円を切る価格だったが(190万7000円)、これが204万6000円となっている。同様にヤリスの1L「X(FF)」も、150万1000円から165万7700円へと値上げされている。
これを受けて改めてコスパを考えると、上記の「X」のお買い得感が高まったといえる。これまでオプション扱いだったディスプレイオーディオとドアミラーヒーターが標準装備となり、充実度が高まったからだ。
なおこのマイナーチェンジと同時に、ヤリスクロスとヤリス双方に「URBANO(ウルバノ)」という特別仕様車も追加された。1.5LハイブリッドおよびガソリンのZをベースに、トヨタエンブレムやドアハンドル、アルミホイールにブラックをあしらったモデルで、ボディカラーは両車とも「ブラック×プラチナホワイトパールマイカ」と「ブラック×マッシブグレー」のツートーン仕様となる。
価格はヤリスクロスで262万3500円~、ヤリスは234万7400円~。専用のディーラーオプションも用意されているようだから、個性を求める人はぜひ一度チェックすべし。
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