カー用品の世界にも、長く売れ続ける“ド定番”アイテムは多い。そこで、カー用品のことならこの方、「なにわのカーグッズ評論家」こと松平智敬氏が、「多少進化しつつも見た感じと本質は変わらないロングセラー商品」基準で21アイテムを厳選。「それはなぜ売れ続けるのか?」、愛されてきたワケも織り交ぜながら紹介してもらった。
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※本稿は2019年12月のものです。この企画で紹介する商品価格は、松平智敬氏調査によるもので、関東・店舗の相場価格です
文:松平 智敬/写真:ベストカー編集部
初出:『ベストカー』 2020年1月10日号
■ロングセラーカー用品 ワックス編
ザックリと分けるとカー用品には短命なものと、ロングセラーになるものの2種類が存在する。短命なものは、はじめから売り切りを狙ったものがほとんどだが、なかには人気がなくて消えていくものもある。
これに対してロングセラーになるグッズは、「ユーザーの期待に応える性能がある、お手頃価格、広告宣伝がうまい、メーカーやお店が儲かる」……などといった条件を満たして、ライバル商品との競争を勝ち抜いてきた強者なのである。
「ソフト99ハンネリ」は「ソフト99ブラック」とともにワックス界の長老格といっても過言ではない。使いやすくて汚れを落とせるだけではなく、お手頃価格の普及型ワックスとして認知されているために、今でもカー用品店やホームセンターの定番になっている。
変わらないパッケージデザインが、ユーザーに安心感を与えているのだろう。
◆編集部オススメの逸品!│ソフト99 ハンネリ
これに対して、仕上がりのツヤを謳った天然カルナバ蝋配合の「インパクトマスターフィニッシュジュニア」は、マニアといってもいいようなコアなファンを持つ。発売当時と名前は変わっているものの、パッケージデザインには大きな変化がない。チラシによく掲載される特価商材としても活躍している。
■ロングセラーカー用品 コート剤編
ワックスを上回る持続性を持つコート剤は、撥水効果が命。洗車機に12回通しても水玉ができるという「イオンコート」は、不動のブランド力を持っている。
「とにかく洗車回数を減らしたい」というユーザーの根強い支持があり、クルマを換えても使い続けている人が多いという。
◆編集部オススメの逸品!│イオンコート
■ロングセラーカー用品 クリーナー・撥水剤編
「クリンビューLL」は万能ガラスクリーナーとして、知らないドライバーはいないだろう。カーケミカルグッズのなかでも、ブランド知名度はトップクラス。
今では同ブランドで多数の派生商品が発売されており、メガネや建具などに向けたものもある。
●ほかにない機能、使いやすさなどが長寿の秘訣
ブランドよりもビジュアルで記憶に残るのは、油膜取りの「キイロビン」。名前はピンとこなくても、ボトルを見れば誰でも頷く商品だ。
◆編集部オススメの逸品!│キイロビン
撥水剤では「レインX」など有名な老舗ブランドも多いが、いち早くその機能をワイパーに付加したのが「ガラコワイパー」だ。発売当時はケミカルメーカーがワイパーを作ったことで、大きな話題になっていた。
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