アルピナを率いた集団が新ブランドを立ち上げ!! 名門ザガートとタッグを組んで芸術性の高いGTカーを手がけたゾ!!

アルピナを率いた集団が新ブランドを立ち上げ!! 名門ザガートとタッグを組んで芸術性の高いGTカーを手がけたゾ!!

  かつてアルピナを世に知らしめた名門のボーフェンジーペンが、自らの名を冠して新ブランドを立ち上げた!! その記念すべき第1弾は、イタリアの老舗デザイン業者ザガートとのコラボレーションモデル。これ、ファンにはたまらない組み合わせだって!!

文:ベストカーWeb編集部/写真:Bovensiepen

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ボーフェンジーペン×ザガートによる芸術作品

フオリコンコルソでお披露目されたボーフェンジーペン・ザガート。ベースはBMW M4
フオリコンコルソでお披露目されたボーフェンジーペン・ザガート。ベースはBMW M4

 2025年5月末、イタリア・コモ湖畔で開催されたフオリコンコルソ。その場に居合わせた自動車ファンが、足を止めた。見る者すべてを圧倒する存在感を放つ1台。その名はボーフェンジーペン・ザガート。

オーテックとザガートがタッグを組んで手がけたステルビオ・ザガート
オーテックとザガートがタッグを組んで手がけたステルビオ・ザガート

 かつてアルピナを率いた名門ボーフェンジーペン家が新たに立ち上げたブランドであるボーフェンジーペン。そのファーストモデルに、イタリアの名門であるデザイン業車のザガートがデザインを提供。これはただの新型車ではない。浪漫と“技術”が手を取り合った、まさに現代のコーチビルディングの結晶なのだ。

「DNA同士を融合させれば、より強いDNAになるはずだ」。ザガート社の3代目、アンドレア・ザガートは語る。

流麗なボディフォルムがなんとも美しい
流麗なボディフォルムがなんとも美しい

 このクルマが持つオーラは、まさにその言葉通り。ロングノーズ・ショートデッキの美しいプロポーション。Bピラーを廃した滑らかなサイドライン。そしてザガートの代名詞とも言えるダブルバブルルーフ。すべてが芸術的だ。

 フロントマスクには削り出しのステンレスグリル、低く構えたヘッドライト。リアには彫刻のようなディフューザーと、チタン製の2本出し×2のエグゾーストが存在感を放っている。

これぞアダルト向きGTカー

ボーフェンジーペンがチューニングしたBMW製3L直6エンジン
ボーフェンジーペンがチューニングしたBMW製3L直6エンジン

「美しいだけのクルマでは意味がない」そう語るのは、ブランドを率いるアンドレアス・ボーフェンジーペン。そう、クルマの中身も凄まじい。

 搭載されるのは3L直6ターボエンジンで、最高出力はなんと611PS、最大トルクは700N・mを発生。0-100km/h加速は3.3秒、最高速度は300km /hオーバーと、脅威のパフォーマンスを誇る。

ホイールサイズは20インチ
ホイールサイズは20インチ

 足回りにはボーフェンジーペン製スポーツサスペンションとビルシュタイン製のダンパー、そして鍛造20インチホイール。さらにはアクラポヴィッチと共同開発したチタン製エキゾーストが、官能的なサウンドを奏でるのもポイントだ。

 ボディはほぼ全体がカーボンファイバー製。製造はすべてドイツ・バイエルン州ブーヒローにあるマニュファクトリーで行われ、1台につき250時間以上をかけて組み上げられている。

手縫いのレザーをふんだんに使ったインテリアも魅力的
手縫いのレザーをふんだんに使ったインテリアも魅力的

 インテリアも抜かりがなく、手縫いのラヴァリーナレザー、削り出しのアルミ製パドルシフター、そして職人技が光る1台ごとのシリアルプレート。希望すれば、内装全体をラヴァリーナでカスタマイズすることも可能だという。

 納車は2026年第2四半期を予定。価格や生産台数は、2025年第4四半期に発表される。1台1台がオーナーのためだけに作られる、珠玉のグランツーリスモ。今後この新星ブランドがどんなモデルを送り出していくのだろうか。

 ただ速いだけではない。美しく、そして人の心を震わせるクルマ。ボーフェンジーペン・ザガートは、そんなクルマ本来の魅力を静かに、けれど、力強くも語りかけてくている。

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