ヤバすぎ芸術CAR! これはアートかクルマか!? シップス・キャットが関東初上陸!

ヤバすぎ芸術CAR! これはアートかクルマか!? シップス・キャットが関東初上陸!

 ゴールデンウィークも終盤となった5月3~6日、10日、11日に、埼玉県飯能市にあるのライフスタイル体験施設「メッツァビレッジ」内のハイパーミュージアムで、なんともユニークなBEVが展示された。それが、写真の「シップス・キャット スピーダー」だ。今回は、なんとも変わった一台を紹介したい。

文・写真/ベストカーWeb編集部

【画像ギャラリー】その姿まさに芸術! シップス・キャットの全貌(7枚)画像ギャラリー

旅のエスコートは「宇宙ネコ」!? 関東で初展示

「シップス・キャット スピーダー&クルー」は、「世界最速の彫刻」を目指した電気自動車と一体型の彫刻作品で、現代美術作家のヤノベケンジ氏が映画などに登場する空中を浮遊するモビリティにインスピレーションを受け、「空飛ぶ絨毯」のようなイメージを持つ自動車としてデザインした車両となる。

こちらがシップス・キャット スピーダー。関東で初展示なったが、展示会場では道行く人が、その独創的な姿に足を止めていた
こちらがシップス・キャット スピーダー。関東で初展示なったが、展示会場では道行く人が、その独創的な姿に足を止めていた

 関東で展示されるのは初めてというこの作品(車両)だが、何がスゴイって、飾りの置物じゃなく、本当に公道を走れることだ。

 トミーカイラをBEVとして復活させたGLMが製造した汎用BEVシャシーを採用しており、内外装も保安基準に適合。ナンバーをしっかり取得し、ヤノベ氏がハンドルを握って、京都の街中を走る動画も公開されている。

 ちなみに、今回の搬入でも自走して展示エリアまで移動したのだが、走る姿に多くの人がシャッターを切っていた。

5月5日のトークショーに登場した現代芸術作家・ヤノベケンジ氏。ユーモラスな巨大彫刻やパブリックアートで知られている
5月5日のトークショーに登場した現代芸術作家・ヤノベケンジ氏。ユーモラスな巨大彫刻やパブリックアートで知られている

その姿は宇宙船そのもの! 

 オレンジの車体色が目を惹くシップス・キャット スピーダー。ボディ上半分は、舞うように波打ち、半分は鏡体によって周囲の風景を写し出す。場所によっては空中に浮いているように見えるのがスゴイ。

 コックピット内の装備は必要最低限だが、デジタルバックミラーや公道を走るための重要保安部品はしっかり装備している。

助手席に座るのが旅の守り神「シップス・キャット(クルー)」。存在感がスゴイ!
助手席に座るのが旅の守り神「シップス・キャット(クルー)」。存在感がスゴイ!

 フロントウインドウがないので、公道走行時は飛び石などを防ぐためにヘルメットの装着が必要となるが、宇宙船のパイロットと思えば、むしろそれは必須アイテムだろうとも思える。

 エンジンがないことで、独創的なデザインが実現可能なBEVのよさを生かした、美しく存在感のある作品となっていた。。

 車両展示は終了してしまったが、ハイパーミュージアム飯能では205年8月31日までヤノベ氏の企画展を開催中だ。巨大な宇宙ネコなどの作品を生で見ることができるので、一度足を運んでみてもらいたい。

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