梅雨の季節、湿気や雨によってクルマのコンディションは大きく左右される。特にエンジンオイルやエアコンといった「見えない部分」のメンテナンスを怠ると、快適なドライブどころか思わぬ故障の原因に。今回は雨の多い季節にこそチェックしておきたいクルマのメンテポイントを紹介していこう。
文:ベストカーWeb編集部/写真/ベストカーWeb編集部、Adobe Stock(トビラ写真:Africa studio@Adobe Stock)
高温多湿の梅雨時期こそエンジンオイルをしっかりチェックしたい!
梅雨の季節は、気温や湿度の変化が激しく、エンジンにも負荷がかかりやすい。特に短距離走行が多くなるとオイルが汚れやすくなり、エンジン内部に結露が発生することも。半年以上交換していないなら、梅雨前に交換してはいかがだろうか。
メーカーの推奨交換時期は車両説明書に1年1万kmと書いてあっても、クルマを長く持たせたいなら、6カ月ごと、5000kmごとの交換をおススメする。梅雨のこの時期に交換しておけば、7月、8月には30度以上の真夏日、35度の酷暑日が必ずやってくるので、備えておきたい。
エンジンオイルは1年を通じて同じ銘柄を使っても何も問題はないが、昨今の猛暑を考えると、工夫してやることでエンジンを守れることになる。
最近は0W-20などの低粘度なエンジンオイルを採用しているエコカーも多い。その場合はメーカーの指定を守るべきだが、クルマの取り扱い説明書でも、ある程度オイルの粘度に幅を持たせているような場合は、夏は比較的高めの粘度を選択したほうがいいだろう。
エアコンの効きとニオイ、放っておくな!
エアコンは「冷えるかどうか」だけでなく、「ニオイの有無」も重要。カビやホコリがたまりやすいこの時期、フィルター交換とエバポレーター清掃を忘れずに。ニオイが気になる方には抗菌・脱臭タイプのフィルターがいい。
エアコンフィルターの交換目安は、1年または1万kmごとが一般的です。ただし、使用環境や走行条件によっては、より頻繁な交換が必要な場合もある。価格も1500円からあり、PM2.5や花粉、黄砂を除去できる。
雨が降る今こそ、ワイパー交換とガラスコーティング剤を!
ワイパーゴムが劣化すると雨の日の視界確保が困難に。ゴムが裂けていたり、拭き取りムラが出てきたら即交換。雨天時の事故リスクを減らすには撥水コートと併用がおすすめ。ワイパーは半年〜1年で交換、梅雨前がベストタイミングだ。
視界不良は雨天時の事故につながる。撥水コート剤を使えば水滴を弾き、ワイパーの動作もスムーズに。施工は自分でも簡単にできるが、プロによるガラスコーティングも効果絶大。
ワイパーがしっかり水滴を取ってくれると気持ちいい。ポイントは新品ワイパーやガラスコーティング剤を使う前に、一度クリーナーでフロントウインドウの油膜をしっかりとっておくとさらにいいだろう。











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