ついに公開されたマツダの新型CX-5。インテリアではダイアル式のコマンダースイッチがなくなり、ダッシュボードに巨大モニターが配置された。となると気になるのは「マツダコネクト」の行方。ひょっとして全面刷新されるの?
文:ベストカーWeb編集部/写真:MAZDA
【画像ギャラリー】インテリアがグッとモダンになったCX-5をじっくり!(15枚)画像ギャラリーイギリスでは2.5リッターハイブリッドで4グレード展開
新型CX-5のインテリア写真を見てみると、物理ボタンをほとんどなくしたインテリアと、巨大なセンターディスプレイが目に留まる。ディスプレイは15.6インチという巨大サイズだが、どうやらこれ、上位グレードのみになるらしい。
マツダの英国サイトによれば、現地のCX-5は「プライムライン」「センターライン」「エクスクルーシブライン」「ホムラ」という4グレード展開となり、センターディスプレイについては「12.9インチあるいは15.6インチ」という記載がある。ちなみに上位グレードにはBOSE製の12スピーカーも標準となるようだ。
もう一つ、英国版リリースには「マツダ車として初めてGoogleアシスタントを搭載」という記述がある。前述した通り、新型CX-5はコマンダースイッチを廃止しているから、これはマツダがGoogleの車載OS(Android Automotive OS)を採用し、マツダコネクトを全面刷新したと理解していいだろう。
ちなみにAndroid採用といってもiPhoneユーザーが排除されるわけではない。Android Automotive OSは背後で動くシステムだから、スマホ接続は従来通りAndroid AutoとApple CarPlay双方に対応する。
生成AIジェミニの採用でマツダコネクトが激変!
新型CX-5の操作系だが、巨大なセンターディスプレイへのタッチ操作と日常の言葉使いによる音声コマンドがメインとなる。かねてからユーザーインターフェースにはこだわりのあったマツダだけに、この変更にはそれなりの自信があるに違いない。
その自信の一つになりそうなのが「音声アシスタント」のアップデートだ。
すでにGoogleは、車載OSの音声アシスタントを生成AIジェミニに置き換えると発表しており、これが実現すると現状をはるかに超えるコミュニケーションが可能になる。
音声コマンドは指示出しだけでなく「掛け合い」が可能になるし、「おすすめ観光スポットの提案からそこへのルート案内」「晩御飯の献立提案から最寄りのスーパーへのルート案内」といったことがシームレスに可能になるはずだからだ(もちろんエアコンの温度調整やエンタメのソース切り替えもOK)。
新型CX-5が最初からジェミニを積むのか、OTA(ネット経由)でアップデートされるのかは今のところ不明だが、ジェミニを組み合わせたマツダコネクトには多いに期待できる。日本発売がいっそう楽しみになってきた!

















コメント
コメントの使い方Google built-inではマップ、gemini.GooglePLyなどのアプリは試用期間が過ぎれば課金が生じる。
Google built-inを契約、採用したのは法人としてマツダ。マツダが課金分を支払うとは思えず、購入者負担となるが、その場合課金拒否を選択出来る様にして欲しい。がgeminiが使え無いと
利便性低下。
マツダコネクトが廃止される訳では無い。Google built-inはあくまで、エアコンの設定、オーディオの設定などに限られる。車両制御ソフトウェアのアップデートは出来ない。その部分は従来のマツダコネクトが利用される。
MAP、gemini、GooglePLy は試用期間の後、課金される。Google built-inをGoogleと契約しつのは、法人としてのマツダだ。Googleからマツダに請求され、マツダが全て支払うのか?購入者が負担するのか?後者の場合、消費者の判断で課金を拒否できる仕組みが必要。