クルマ関係に自由に使える100万円があったなら……安価な中古車を買うのもいいが、今の愛車はそのままで、好きなクルマをレンタルするという荒技もある。憧れの高級車やスポーツカー、夢のスーパーカーをレンタルして乗り回すのだ!!
※本稿は2025年7月のものです
文:伊達軍曹/写真:ホンダ、スズキ、ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2025年8月10日号
目指せ自動車ジゴロ? レンタルで理想を実現!
小型車からスーパーカーまでを所有する「理想のカーライフ」を実現しようとすると、それこそ1億円あっても足りない。だが所有ではなく「レンタル」によってであれば、100万円の予算でも、理想に近いカーライフは実現できる。
まず現在乗っているクルマはそのまま所有と使用を続け、そのうえで、週末などに「自分が乗りたいクルマ」をレンタルするのだ。
レンタル料金はさまざまだが、「12時間借りて4万~5万円台」くらいである場合が多い。それを毎週末借りてもよいのだが、普通は月イチくらいで充分満足できるはず。
そして100万円をこの計画に全振りすれば、毎月のように異なるタイプのクルマを取っ替え引っ替えする“自動車ジゴロ”な生活を、約2年にわたって続けられるのだ。
例えばこんなレンタカーライフはどうよ!?
●Step 1……空冷ポルシェを堪能する 予算:3.5万円/日~
レンタルするのは別にスポーツカーでなくてもよいのだが、もしもスポーツカー方面を制覇していくとすれば、まずは空冷エンジンを搭載していた時代のポルシェ 911から始めるべきだだろうか。
例えばある業者では、ティプトロニックの993型911を約3.5万円/日で借りることができる。またホンダ S2000あたりを約3万円/日で貸してくれる業者も存在している。
●Step 2……最新のポルシェを体験する 予算:4.6万円/日~
空冷を経験したならば、次は水冷だ。この際、一般の業者からレンタルしてもよいのだが、水冷ポルシェであれば、ポルシェジャパン公式の「Porsche Drive Rental」の利用がおすすめ。
最新の911からフル電動車であるタイカンまでのさまざまなポルシェ車を、6~24時間レンタルできるのだ。初心者でも安心できるサービスであるため、まずはこれから始めてもいいかも。
●Step 3……時おりスーパーカーで爆走してみる 予算:9万円/日~
スーパーカーの購入はハッキリ言ってかなりハードルが高く、また購入したとしても実際に乗るのはせいぜい月に1回くらいというオーナーも多い。ということは「月イチのレンタルでも充分」ということができるだろう。
例えばある業者は、2023年モデルのフェラーリ F8スパイダーを9万円/日(走行距離50km以内)で貸し出している。仮に購入したとしても、実際に走る距離はそんなモンである可能性はきわめて高い。
●Step 4……普通のクルマの味わいにしみじみする 予算:0.9万円/日~
カーマニアは、スーパースポーツだけでなく「普通のニューモデル」も気になるところである。
であるならば、気になるモデルが発売されるごとにレンタカーまたはカーシェアリングで借り出し、モータージャーナリストのように試乗してしまえばいい。その場合のコストは、スーパースポーツのレンタカーと比べれば超格安である。



























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