バランスの取れた究極のSUV!? トヨタ ハリアーの完成度が高すぎる件

バランスの取れた究極のSUV!? トヨタ ハリアーの完成度が高すぎる件

 かなりハードル高めな値札がぶら下がっているラグジュアリーなミドルSUV、買う側からすれば失敗できない。ここでは代表的な三車、トヨタ ハリアー、マツダ CX-60、レクサス NXの中から、特に推奨度の高い一台を国沢光宏氏が選ぶ!!

※本稿は2025年8月のものです
文:国沢光宏/写真:トヨタ、マツダ、レクサス、ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2025年9月26日号
※諸元の「M」はモーター

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ラグジュアリーミドルSUVの三択ベストは?

トヨタ ハリアー(371万300~620万円)全長4740×全幅1855×全高1660mm、2.5L、直4(178ps/22.5kgm)+M(120ps)。シティ派SUVの代表車
トヨタ ハリアー(371万300~620万円)全長4740×全幅1855×全高1660mm、2.5L、直4(178ps/22.5kgm)+M(120ps)。シティ派SUVの代表車

●三択ラインナップ
・トヨタ ハリアー
・マツダ CX-60
・レクサス NX

 本来なら上質な内外装と走行性能を兼ね備えた“ラグジュアリーミドルSUV”は、多くのユーザーにとって魅力的な選択肢になると思う。

 しかし今回「悩む対象」に挙げた3モデル、それぞれ躊躇う理由を持つ。一番売れているハリアーの場合、モデル末期であること。兄弟車であるRAV4が新型を発表しているため、ハリアーのフルモデルチェンジも遠くないと思われる。

 CX-60は発売直後に頻発した煮詰め不足からくる悪評を払拭することができず、ショッピングリストの上位に載せようという気持ちになれず。

 レクサス NXもコストパフォーマンスという点でトヨタ車に遠く及ばず。「レクサスのオーナーになりたい」という人にしか推奨しにくい。

 これだけだとキモチが暗くなるので、以下、よい部分だけ見ての評価など。

 スタイリングと乗り心地のバランスを重視するならハリアーでしょう。扱いやすく燃費よく都会的で洗練された雰囲気は依然として魅力たっぷり。

 本格的な走行性能を求めるならCX-60を有力候補にしたらいい。FRプラットフォームによるスポーティな走りは、これまでのSUVの概念を覆すと思う。

 最先端の技術と最高級の品質を求めるならレクサスNXがベスト。充実した装備や上質な内外装、そしてレクサスブランドの安心感は、お金持ちなら価格に見合う価値を提供してくれる。

 私が現時点で推奨するのなら、バランスのいいハリアーということになる。

・トヨタ ハリアー 推奨度:7点
・マツダ CX-60 推奨度:6点
・レクサス NX 推奨度:6点

★ベストチョイス……トヨタ ハリアー

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