JAFが発表した2025年お盆期間(8月9日~18日)のロードサービス受付件数は全国で7万6087件。前年から1035件増加しました。熊本県の豪雨災害による出動も含まれており、長距離ドライブや自然災害への備えの重要性が浮き彫りになっています。
文:ベストカーWeb編集部/画像:PRTimes
お盆期間中のロードサービス件数は増加傾向に
JAF(一般社団法人日本自動車連盟)が発表した速報値によると、2025年のお盆期間(8月9日~18日)に全国で受け付けたロードサービス件数は7万6087件。前年(2024年)の7万5052件から1035件増加しました。
内訳を見ると、一般道路での受付が7万2976件、高速道路や専用道路では3111件。依然として一般道路でのトラブルが大半を占めています。添付資料のデータでは、特に8月9日(金)と16日(金)に前年を大きく上回る件数となっており、帰省ラッシュやUターンラッシュが影響したとみられます。
一方で、11日(日)と17日(日)は前年より件数が減少しており、曜日配列や交通集中のピークが前年と異なったことが伺えます。
熊本県の豪雨被害が数字を押し上げる
今回の件数増加には、熊本県での豪雨災害によるロードサービス出動が含まれています。JAFは8月12日から現地に支援隊を派遣し、浸水や冠水によって被害を受けた車両の救援にあたりました。自然災害時の車両トラブル対応は件数の増減に直結しており、今後も大雨や台風シーズンには注意が必要です。
これからの季節にドライバーに求められる備え
これからの秋の行楽シーズンでも長距離ドライブや高速道路利用が増えるため、バッテリー上がりやタイヤのパンクなど、ロードサービスの出動原因が例年増加しますので、出発前の点検が欠かせません。
また、万が一の災害や渋滞による長時間停車に備えて、モバイルバッテリー・飲料水・非常食などを車に常備することが推奨されます。
最近は各自動車メーカーや用品メーカーから、災害時にも役立つ車載電源やポータブル電源が発売されており、クルマを「移動と安心の拠点」にする備えが注目されています。

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