新型リーフ登場!! 700km走れて518万8700円から!! 15年の経験値を詰め込んだ傑作EVだ!!!

新型リーフ登場!! 700km走れて518万8700円から!! 15年の経験値を詰め込んだ傑作EVだ!!!

 日産リーフの日本仕様が発表された。その中身は極上の走り心地と、賢いバッテリーマネジメントを備えた電動クロスオーバー。まずは大容量バッテリーモデル「B7」のみが発売され、価格は518万8700円から。その進化のポイントをお伝えしよう!

文:ベストカーWeb編集部/写真:小林岳夫

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大容量の78kWhバッテリーを搭載。航続距離は702kmを達成!

日産の新型リーフ。先代に対しボディは120mm短い
日産の新型リーフ。先代に対しボディは120mm短い

 2010年に登場した初代リーフは、世界初の量産電気自動車としてEV時代の扉を開いた存在だ。それから15年、世界累計70万台を販売し、それらの総走行距離はなんと280億km。新型には、そういった歴代モデルが世界中の道で培った経験がフル投入されたという。

 ボディはクロスオーバースタイルへと進化し、空気抵抗係数0.26という優れた空力性能を実現。電動格納式ドアハンドルやフラットなアンダーフロアなど、細部にまで空力を追求した結果、EVにとって生命線である航続距離の向上にも貢献している。搭載される78kWhの大容量バッテリーにより、一充電あたり最大702km(WLTCモード)を走破。まさに「EVの完成形」と呼べるスペックを手に入れたのだ。

コンパクトでも広い! 新発想パッケージで快適空間を実現

エアコンユニットをボンネット下に押し込んで前席足元がすっきりした。ダッシュボードも低い
エアコンユニットをボンネット下に押し込んで前席足元がすっきりした。ダッシュボードも低い

 新型リーフは全長を先代より120mm短縮しながらも、居住性はしっかり確保している(全長4360mm×全幅1810mm×全高1550mm)。これはエアコンユニットをボンネット下に押し込み、フロアをフラット化したCMF-EVプラットフォームの恩恵だ。結果として前席足元はすっきりし、ダッシュボード位置も低くなり、視界は抜群に良好。後席も開放感ある空間に仕上がっている。

 さらに日産初採用の「調光パノラミックガラスルーフ(遮熱機能付)」をオプション設定。ボタンひとつで透明度を変えられ、真夏でも快適。これにより、ドライブ中も充電中もリラックスできる“癒やしのキャビン”を実現した。荷室も420L(VDA測定値)と十分な容量を確保。日常使いから旅行まで、使い勝手も申し分なしだ。

驚きの乗り心地! 日本専用チューニングで「スーっと走る」新次元EV

新型リーフにはぜひ試乗を。速くて質感のある乗り心地だ
新型リーフにはぜひ試乗を。速くて質感のある乗り心地だ

 今回の新型で特筆すべきは「走りの質」だ。パワートレインは3つの主要コンポーネントを一体化した新開発の3-in-1構造を採用。従来比でユニット容量を10%削減しつつ、最大トルクは4%向上。ローターを複数分割して配置することで振動を大幅に低減し、滑らかで静かな加速フィールを実現した。

 サスペンションにはリア・マルチリンク式を採用し、日本の道路環境に合わせて専用チューニングを実施。テストコースでの試乗では、段差をいなすしなやかさと直進時の安定感の高さに多くのジャーナリストが驚いた。

 また、パドルで回生量を調整できる「回生ブレーキコントロールパドル」や、アクセル操作だけで加減速を楽しめる「e-Pedal Step」も搭載。EVらしいワンペダルドライブを堪能できる。

賢く走る! 充電もドライブもスマートに進化

ナビでルート設定をすると途中の充電提案をしてくれるうえ、充電場所までの距離や起伏などによりバッテリーの温度制御も行う
ナビでルート設定をすると途中の充電提案をしてくれるうえ、充電場所までの距離や起伏などによりバッテリーの温度制御も行う

 航続距離や快適性だけでなく、充電とエネルギー管理も大幅に進化した。目的地までのルートや距離をもとに最適な充電プランを提案し、バッテリー温度を自動制御する「ナビリンクバッテリーコンディショニング」を搭載。これにより電費を最適化し、充電時間の短縮にも寄与している。

 さらに、Googleマップを採用したNissanConnectインフォテインメントシステムを装備。充電スポットの空き状況をリアルタイムで確認し、効率的なルート案内を行う。充電に関するストレスを極力減らし、EVライフをよりスマートに楽しめるのだ。

 価格だがB7 Xが518万8700円、豪華装備のB7 Gは599万9400円。Xに関してはバッテリー容量・航続距離を大きく伸ばしながらも、従来のe+ Xよりも価格を抑えてきた。補助金を加味すれば420万円前後で購入できる計算だ。

 2025年10月17日から受注がスタート、2026年1月から順次納車が始まるという。

 なおアメリカ仕様を見てみると、78kWhモデルに加えて52kWhバッテリーを搭載するグレードもある。「B5」になると予想されるこの廉価グレードについて現時点では発表はないが、2026年には追加されるものと思われる。デイリーユース重視派は、こちらにも注目したい。

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