自動車メーカー各社の「悪くないんだけどもう一歩」なクルマを救いたいと願う、おなじみ伊達軍曹どの。ここではマツダ CX-60&MAZDA 3の「カイゼン点」を探し出し、頼まれてもいないカイゼン案を脳内会議で模索(妄想)する!!
※本稿は2025年10月のものです
文:伊達軍曹/写真:マツダ
初出:『ベストカー』2025年11月10日号
※月平均販売台数は2025年1月〜8月までの平均です
熱心なマツダファンは離れるかも!?
鳴物入りで登場したCX-60だが、そのセールスは正直かんばしくない。ハイスピードで峠などを走らせると素晴らしいのだが、低中速域での乗り心地は、まだ「優れている」というところまで到達していない。
となれば、苦渋の決断ではあるが「走り」を捨てるしかない。妥協であることを承知のうえ、足回りをさらに甘々にする。
そうすれば、熱心なマツダファンからはさておき、一般ユーザーからは、カッコよくて車内は広く、なおかつお手頃価格でもあるCX-60は、確実に高評価となるだろう。
CX-60のカイゼン点……足回りを超ソフトにして「一般ウケ」を狙ってみる
渾身のピロボール式足回りを採用したCX-60だが、セールス状況だけで判断するなら、その試みは成功したとは言い難い。
マツダとしては忸怩たる思いもあるだろうが、CX-60は足回りを超ソフトな方向に変更してみてほしい。コアなマツダファンは離れるかもしれないが、一般的なユーザーにはウケるはず。
MAZDA 3のカイゼン点……「エッジの利いたマニア専用車」としてニッチビジネスを展開
よりエッジの利いた新グレードを作り、一部のカーマニア向けに特化した販売を続けるのが、ほぼ唯一の解決策だろうか……。



















コメント
コメントの使い方MAZDA3はFIFA TCR仕様風、とまでは言わないまでも
スーパー耐久参戦車のイメージやそれっぽいチューニングを施したバージョンとか目を引く展開が欲しいです。
仰る通りですね。どんどん時代に取り残されていくMazdaデザインの中で、独り気を吐くMazda3。
その貴重でアイコニックな3に、イメージ向上モデルを設定しないのは、不思議でなりません。
北米の2.5ターボの台数限定導入だけでも、今の燻る印象はだいぶ払拭できるのに。もちろん新たなスポーツグレードが最高です