衝撃の6輪ミニバン!? 未来のレクサス LSは3列目まで余裕&快適のラグジュアリー空間

衝撃の6輪ミニバン!? 未来のレクサス LSは3列目まで余裕&快適のラグジュアリー空間

 2025年10月末から開催されたジャパンモビリティショー2025。事前に公開されたレクサス LSの姿に誰もが目を疑った。サルーンであるはずのLSがミニバン、しかも後輪2軸の6輪車! この6輪ミニバン化したLS、コンセプトを知れば納得の意欲作だ!!

※本稿は2025年10月のものです
文:ベストカー編集部/写真:レクサス、ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2025年11月26日号

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常識にとらわれない新提案

レクサス LSコンセプト。思わず「タイレル!?」と叫んだ人は50代以上。前輪2軸のタイレル(ティレル)P34とは逆の、後輪2軸の6輪車だ
レクサス LSコンセプト。思わず「タイレル!?」と叫んだ人は50代以上。前輪2軸のタイレル(ティレル)P34とは逆の、後輪2軸の6輪車だ

 当初公開された姿は上の写真のみ。LEXUS LSのコンセプトモデルなのだが、そのプロポーションはサルーンではなくミニバン。しかも、後輪が2軸の6輪車だ。

 トヨタ自動車が新たに進めるブランド戦略の中で、プレミアムブランドとしてセンチュリーが独立したことで、レクサスは現在まで担ってきたトヨタの長兄としての立場から、もっと自由になれると豊田章男会長は言う。

 LSはラグジュアリー・サルーンの頭文字だとされてきたが、変わりゆく時代のニーズのなかで、レクサスのフラッグシップが必ずしもサルーンである必要があるのか? そんな疑問から新時代のLSのコンセプトが論議されたという。これが約2年前のことだった。

 これからの新しい高級車の形として、3列シートのミニバンを提案した。LSのSはSPACEと解釈。

 リアの2軸には大きな意味がある。タイヤ外径を小さくできることで、室内への張り出しを最小限に抑えることができ、3列目シートのスペースを大幅に拡大することが可能となる。

 はたしてこれが次世代のLSとなるかはまだわからない。しかし、新たな提案として、究極のプレミアム3列シートが世に出る日は遠くないと感じた。

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