2022年の5月の登場以来、こまかな改良を受けつつ進化を続けてきたブランド唯一のBEV、トヨタ bZ4X。2025年10月に一部改良を受けた bZ4Xだが、その改良内容はとても「一部」とは言えない大掛かりなもの。その中身をご紹介する!!
※本稿は2025年10月のものです
文:ベストカー編集部/写真:トヨタ、ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2025年11月26日号
トヨタブランド唯一のBEVが大進化!
2025年10月9日、トヨタがbZ4Xに一部改良を施し、販売を開始した。グレード構成は57.7kWhバッテリーを積む「G」と、74.7kWhバッテリーを搭載する「Z」の2グレード構成。Zには4WDモデルも用意される。
BEVというと航続距離の長さと充電時間が気になるところだが、航続距離はZのFFで、従来比プラス約25%となる最大746kmを達成(Gの航続距離は544km)。急速充電時間も最短約28分に短縮された。
また、寒冷地での急速充電時のため、あらかじめバッテリーを温めておくことで冷温時の充電時間を改善する「バッテリープレコンディショニング」機能も搭載。使い勝手が大きく改善されている。
走行性能の向上も見逃せないポイント。eアクスルの小型化・形状最適化などで出力が大幅にアップ。Zグレードの4WDではシステム出力342psとなり、0-100km加速は5.1秒を実現した。
また、電動パワーステアリングのギアボックスをボディに直結してダイレクト感を向上。サスペンション、ショックもチューンが施され、乗り心地と操縦安定性が向上している。
写真を見ていただければ一目瞭然だが、内外装のデザインも変更。フロントフェイスは最近のトヨタ車に多く見られる「ハンマーヘッド」をモチーフとしたものとなり、先進性とスポーティさを演出。
インパネも水平基調の薄くシンプルなものとされ、ディスプレイオーディオも最新のコネクティッドナビ対応のものとなり、画面サイズも14インチに拡大されるなど、その印象を大きく変えている。
車両全体に手が入り、とても一部改良とは思えない大進化を遂げたbZ4X。それでいて価格は従来モデルより50万~70万円値下げされているというから、恐れ入るばかりだ。
●トヨタ bZ4X 改良のポイント
・ハンマーヘッドをモチーフとした顔つきとなるなど外観を変更
・航続距離大幅延長。ZグレードのFFでは746kmを実現
・eAxleの改良で出力UP。足回りの改良合わせ、走行性能が大きく向上
新充電サービス「TEEMO」開始
2025年10月9日から申し込みが開始された新サービス。CHAdeMO対応の全メーカーのBEV/PHEVが対象。
トヨタ販売店とレクサス一部販売店に設置されるTEEMO充電器に加え、e-Mobility Powerが設置したeMP充電器も利用可能で、月額基本料金0円というのが嬉しい。アプリを使っての充電器の検索・予約・決済も可能だ。
























コメント
コメントの使い方まずは、一冬越してから、最終的な性能の判断した方が良いでしょう。
EVは、冬期間のバッテリーの性能低下があるので、冬の間どのぐらい低下するか、
それを見てからでないと、何とも言えないです。
国産車、価格を大幅に下げないと買わないよ
外車、中国韓国勢が低価格良品質安全面で仕掛けてきてるので、電動化脱ガソリン車と騒ぐのに殿様商売してたら国産車はソッポ向かれますよ
航続距離が700キロらしいが国内おいてそんなに航続距離は要らないと思うよ、もっと現実的な航続距離、価格を設定した方がいいと思う
ソルテラ含め、最初からこれで出してれば、必須だった数字での競争力で数が売れ、元から持ってた性能維持の商品力で「やっぱ凄いな」となっていたのに。
初動で売れなかったから、実オーナーからの品質への高い評価が世に広まらず、数字だけで判断されてレッテルがついてしまった。