スマホやイヤホンなどのモバイル製品で市場を席巻する中国メーカーだが、EVの世界も例外ではない。シャオミ(小米)が日本でのイベントに展示した「SU7ウルトラ」は、ポルシェ タイカンの性能をも凌駕するモンスターEVだという!!
※本稿は2025年10月のものです
文:角田伸幸/写真:シャオミ、ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2025年11月26日号
虎視眈々と日本市場を狙う中国車
日本で中国車がじわじわと存在感を増している。BYDに続いて吉利傘下のZeekr(ジーカー)が上陸間近と言われているし、2025年10月には中古車大手のガリバーが、「アイオン Yプラス」という広州汽車製EVの体験試乗会を開いた。
一方、物流の世界でも中国製の電動軽バンや、貨物自動車が走り始めているのが現実だ。
そんななか、スマホで知られるシャオミ(小米)が、強烈な電動サルーンを持ち込んだ。2025年9月下旬、東京・秋葉原で開かれたイベント「シャオミエクスポ2025」に展示されたのはSU7ウルトラ。1548ps、最高速度350km/hを誇り、ニュル北コースを7分4秒でラップしたモンスターEVである。
SU7ウルトラの性能はポルシェ・タイカンのトップグレード「ターボGT」すら上回ると言われるが、注目は価格。タイカンターボGTの日本価格は3144万円だが、同車の現地価格はたったの1100万円。これはもうスーパーカーの価格破壊である。
さて、シャオミがこのクルマを日本に持ち込んだとなると、当然日本導入が気になるが、現時点ではお披露目と市場調査に留まるらしい。
とはいえ「なんだよ」と諦めるのは早計。シャオミは今後の成長モデルとして「人・クルマ・家」をシームレスに繋ぐエコシステムを構想しており、クルマ(EV)は不可欠な存在。つまりスマホで成功した日本市場でも、次はEV導入が必然というわけだ。
実際シャオミは、SU7の右ハンドル仕様を開発中といわれており、東南アジアや日本への投入の狙いが透けて見える。スマホ並みの手頃なEV発表を、期待せずにはいられない。







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