ビジョンコペンからサイズダウン!!　軽規格FRオープンとなったダイハツ K-OPEN

　“わたしにダイハツメイ。小さいからこそできること。ちいさいことからひとつずつ。”をテーマに、コンセプトモデルや商用BEVなどを出展したダイハツ。ここでは「次期型コペン」と目されるFRオープンコンセプト、K-OPENをご紹介する。

※本稿は2025年11月のものです
文：ベストカー編集部／写真：ダイハツ、ベストカー編集部
初出：『ベストカー』2025年12月10日号

3代目コペンはFRレイアウト採用!!

　ダイハツはJMS2023で1.3Lエンジン搭載のコンパクトFRオープン「ビジョンコペン」を出展して話題になったが、今回出展されたK-OPENは駆動方式はFRのまま、全長3395×全幅1475×全高1230mmの軽規格にダウンサイジング。

　K-OPENはデザインコンセプトモデルで、コペンらしい親しみやすさとFRの走りを感じさせる力強さの融合がテーマ。

　現状ではルーフはなく、コペンのアイデンティティでもあるアクティブトップ、ソフトトップ、メタルトップなどいろいろな可能性を探っている段階という。

　同時に、既存のコペンにFRユニットを実装したランニングスタディモデルが出展されているあたりに、ダイハツの本気がうかがえる。

　この“走行実験車”は、ハイゼットのエンジン、5MT、リアサスなどを流用。特筆はエンジンで、60度傾けて低い位置に搭載されている。50：50の重量配分にこだわった結果、運転席の位置を現行コペンよりも少し下げているという。

　デザイン、メカニズムを独自進行させている段階で両車の融合はなく、完成形にはまだ遠いと言いながらも、FRコペンに対しかなり好感触を得ているもよう。とにかく楽しみな一台だ