2012年のデビューから10年以上が経過し、中古車の価格が手頃になってきた初代86。クルマを所有するコストが上がり続ける昨今だが、86を購入する学生やクルマ好きが増えているのはなぜだろうか? 現役自動車部生が86の魅力を語る。
文:こまさと(Team Gori)/写真:トヨタ
初代86は登場当初から若者の“憧れスポーツ”だった
トヨタ 初代86の発売は2012年で、当時、筆者はまだ小学校の高学年でした。発売当初からメカニズムはもちろん、ルックスでも人気を博していたので「免許取れたら絶対86に乗る!」と決めていた若者や学生は多いのではないでしょうか。
2Lの水平対向4気筒エンジンを搭載した86は、街中や山道でも気持ちよく走ることができますし、ドリフトやサーキット、ジムカーナ、ラリーなどの競技でも力を発揮します。「86 Racing」というワンメイクレース用のグレードが設定されていたのも選ばれた理由です。
学生に刺さる理由は「安く買えて、安く遊べる」
購入の決め手になっているのは価格です。86の前期モデルであれば、ネットオークションや個人売買で100万円を切る個体は多く、お金のない学生でも手が届きます。
競技ベースとして選ばれるのは当然としても、86はノーマル状態での素性がいいです。タイヤだけ変えれば、ほぼノーマルのままでもサーキットを走れてしまうクルマはそう多くありません。価格の次に大きな決め手は、この素性のよさです。
履くタイヤサイズは17~18インチとやや大き目で、若者にとっては少し高く感じますが、そもそも86は壊れにくいので、浮いた整備費用をタイヤ代やガソリン代に回すことができます。
また、タイヤサイズが多くのスポーツ系車種で使われているため、先輩や友達から格安で譲ってもらえることも珍しくありません。
さらに86は販売台数自体が多いため、アフターパーツも非常に豊富で、ネットオークションやネットフリマで安く買えるため、カスタムもはかどります。純正部品も同様で、車体さえ購入できれば、意外とお金をかけることなく、マルチで遊ぶことができるスポーツカーでもあります。学生や若者が86&BRZを選ぶ最大の理由がこれです。
いまこそ買い時! 86は全世代が楽しめる万能FR
と、ここまでは学生や若者が86&BRZを選ぶ理由を語ってきましたが、実は全世代のクルマ好きにおすすめできるモデルです。趣味にかけるお金はできるだけ抑えたいのはどの世代も共通ですし、中古車価格が落ち着いている今こそ、86&BRZの買い時と言えます。
しばらくスポーツカーと距離をとっていたリターンドライバーの方にもおすすめです。平成初期とは設計思想が大きく異なる現代のFRスポーツで、もう一度クルマを操る楽しさを楽しんでもらいたいと思います。







コメント
コメントの使い方本当に良い時代になりました。
若い時代が80か90年代が重なった層、黄金期と羨まれ続けてきましたが、
今迄の2015~25がまさにそれと同じ、若い時代に重なると超恵まれてる時代です。
あと10年したら、高額化と給料との乖離が今の比ではなく、今の幸運さは失われ現欧州並みになるでしょうからね。