1996年に誕生したRAYSの大人気鍛造アルミホイール「TE37」。なんと今年で30年を迎えるという。そこで、30年におよぶTE37の歴史を振り返りつつ、新製品や30周年記念限定モデルをご紹介。最後にはビッグニュースも!
文:徳田悠眞「GOOD CARLIFE Channel/ゼミッタ」/写真:森山良雄
そもそもRAYS、VOLK RACINGとは何ぞや?
まずは、あまりよく知らない人のためにRAYSとVOLK RACINGについて解説したい。RAYSとは、大阪府東大阪市に本社を構える株式会社レイズ。日本を代表するアルミホイールメーカーであり、1973年の創業から“メイドインジャパン”にこだわり続けている。
また、F1やWEC、スーパーGTといった世界最高峰のモータースポーツ現場で培われた技術を市販車用ホイールにフィードバックしている点も特徴だ。
VOLK RACING(ボルククレーシング)は、RAYSが展開するブランドの一つで、1974年から続くフラッグシップラインとなる。「多くのお客様にモータースポーツのノウハウが詰まったレーシングホイールを体感してほしい」、「手の届く価格で本物のパフォーマンスを提供したい」という熱い想いから生まれたもの。ドイツ語で国民的を意味する“volk(フォルク)”が由来となり、ボルクレーシングの名が与えられた。
キーワードは“強く・軽く・かっこいい”。サーキット走行に耐えうる剛性と、パフォーマンスを高めるための軽量化を両立させるのは容易じゃないが、RAYS独自の鍛造技術を駆使して、一切妥協することなく製品を世に送り出す。
【画像ギャラリー】レイズの銘品「TE37」生誕30周年記念企画、30年の歴史を写真でチェック!!!(23枚)画像ギャラリー鍛造ホイールと鋳造ホイールとはどう違うの?
続いて鋳造(ちゅうぞう)と鍛造(たんぞう)の違いは何なのか? 一見すると同じものでも両者の中身は全く違う。一般的に多く出回っているアルミホイールは鋳造製で、溶かしたアルミニウムを金型に押し当て、冷やし固めて成型される。複雑なデザインでも安価に大量生産できる利点を持つ。
一方、巨大なプレス機を用いて固体のアルミニウムに圧力をかけ、それを成型したものが鍛造製である。極めて高い強度や粘り強さを生み出し、薄肉化をしても十分な剛性を保つことができる。ゆえに、スポークやリムを細くして軽く作れるのだ。
大阪オートメッセ2026のRAYSブースにて、鋳造品と鍛造品でどれほど重さが違うのか体感してみた。その差は明確であり、後者が圧倒的に軽い。同サイズ(16インチ・7J)にも関わらず、鍛造品は鋳造品に比べて4kgも軽かったのだ。
「たった4kg?」と思うかもしれないが、バネ下重量の軽量化は運動性能の向上に大きく貢献する。4kgも違っていたら走りは別物になるだろう。
【画像ギャラリー】レイズの銘品「TE37」生誕30周年記念企画、30年の歴史を写真でチェック!!!(23枚)画像ギャラリーTE37ホイールの新製品を3つ紹介
世界中のファンに愛され続ける「TE37」に3つの製品が加わった。まずは「TE37 SAGA S-Plus」をベースとしたA.S.T仕様の2モデル。A.S.T(アドバンスド・サーフェス・テクノロジー)とは、RAYSが独自開発した表面処理技術のこと。
さらに、特許技術であるA.M.T(アドバンスド・マシニング・テクノロジー)を駆使して各部への彫刻を施す。「TE37 SAGA S-plus A.S.T ブラッシュド」は、アルミを削り出した質感が特長的で、ヘアライン加工が上質な印象をもたらす。
一方、「TE37 SAGA S-plus A.S.T クリスタルバフ」は鏡面仕上げで、圧巻の輝きと透明感を見せる。
「TE37 GC セミグロスブラック」の特長は23インチであること。従来のTE37シリーズだと22インチまでの展開だったが、豊富な経験とノウハウを活かしてレイズ史上最大となるサイズを投入してきた。
一例として、ターゲットはメルセデスベンツGクラスやランボルギーニウルスといったプレミアムSUVが挙げられる。また、ヘビーウェイトなBEVにも適しているだろう。




























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