大泉JCTから中央JCTまでを南北に繋ぐ東京外環プロジェクト。2020年に調布市で大深度掘削工事による地盤沈下が発生し、工事は中断。地盤への対策は進んでいるのだろうか? そして工事再開と外環道開通はいつのなるのだろうか!?
※本稿は2026年1月のものです
文:清水草一/写真:ベストカー編集部、AdobeStock(トップ画像=northsan@AdobeStock)ほか
初出:『ベストカー』2026年2月26日号
2020年の地表陥没事故で工事中断
開通すれば非常に便利になる東京外環プロジェクト。しかし、まったく動きがあるように見えない。目処は立っているのか?
これに関しては、見通しがまったく立たない。2020年、外環道の大深度シールドトンネル掘削により、調布市内で地盤のゆるみが発生し、地表面が陥没。調査の結果、長さ220m、幅16mの区域の数十軒の家屋を解体し、地盤補修工事を行うことが決まった。
すでに解体された家屋もあるが、交渉が進んでいない場所も少なくない。すべての家屋が立ち退かない限り、地盤補修工事は完了せず、本線シールドトンネル掘削も再開できない。
今回の事故は、大深度シールドトンネル工事のミスが原因のため、通常の高速道路建設のように、「最後は土地収用」みたいな強制力はなく、ひたすら住民側の理解を得て、明け渡しに同意してもらう必要がある。一軒でも不同意があれば、外環道は永遠に開通しない。
こうなるともう、開通は早くて数十年後ではないだろうか。あるいは「ほとんど不可能」くらいに考えたほうがいいかもしれない。それくらい厳しい状況だ。
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