新車を買いに行く前に、買いたいクルマがどのくらいの金額で買えるのかを知りたい、という人は多いはず。本稿では、国産人気車について、基本的な購入費用をお知らせします。是非とも購入の参考にしてください。今回は国産ラージミニバンの中で不動の人気を誇る「アルファード」を取り上げます。
文:佐々木 亘/画像:トヨタ
【画像ギャラリー】しっかり見積もりしてから購入を検討しよう(9枚)画像ギャラリー■車両仕様
今回見積もりを作るのは、アルファードで売れ筋のグレード「Zグレードガソリン2WD 7名乗車」です。ボディカラーはプラチナホワイトパールマイカを選択、メーカーオプションには左右独立ムーンルーフとトヨタチームメイトアドバンストパークとカラーヘッドアップディスプレイを選択しました。
アルファード Zガソリン2WD 7名…555万円
・メーカーオプション
プラチナホワイトパールマイカ…3万3000円
左右独立ムーンルーフ…13万2000円
トヨタチームメイトアドバンストパーク…9万5700円
カラーヘッドアップディスプレイ…5万5000円
ディーラーオプションでは注文時の価格が、カタログ記載の部品価格+取り付け工賃となります。カタログに載っている「1.7H」といった表記が取付時間になるので、この時間にアワーレート(1時間あたり取り付け工賃)を掛けます。
一般に1時間1万1000円~1万3200円(税込み)程度です。今回はアワーレート1万3200円で計算していきます。
※アワーレートは販売店によって異なります。
・ディーラーオプション
ベーシックイチオシセット(Z)…18万5350円
車両価格合計(車両本体+オプション)…619万7130円
■税金・諸費用
まずは税金から。車両購入時にかかる税金は、自動車税種別割・環境性能割(旧自動車取得税)・自動車重量税・自賠責保険料です。自動車税種別割は購入したクルマが、ナンバーをいつ付けるかで変わってきますが、今回は最大の金額(4月登録)で計算していきます。
・自動車税種別割…4万3500円
・環境性能割…1万4300円
・自動車重量税…6万1500円
・自賠責保険料…2万3690円
※環境性能割・自動車重量税はHEV・PHEVの場合減免(0円)
次に登録諸費用と呼ばれるものです。大きく課税・非課税の2種類に分けられて、課税の諸費用は、販売店ごとに自由に設定ができるものが多く、金額が前後します。一方で、非課税の諸費用は、どのお店で買っても同じ金額です。
販売諸費用(課税)
・OSS申請代行費用…3万7730円
・希望ナンバー手続き代行費用…5940円
販売諸費用(非課税)
・登録手続法定費用…6300円
・車庫証明手続法定費用…2800円
・リサイクル料金…1万9240円
ちなみにこれまで登録代行費用・車庫証明手続き代行費用など、ディーラーが代行していた行政手続きは、OSS(自動車保有関係ワンストップサービス)に集約されています。OSS申請代行費用は、お店によって異なりますが、相場としては3万円~5万円程度になることが多いです。
ここまでの金額がアルファードZガソリン7人乗りを購入する際に必要な費用となります。
・車両代合計…619万7130円
・販売諸費用合計…21万5000円
支払合計金額…641万2130円
ここまでの金額(数字)を、購入したいグレードや自分好みのオプションで入れ替えると、簡易的な見積もりが作成可能となります。ぜひ、試してみてください。











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