スバルが一気にMT車3台を投入し、FA24ターボも300psオーバーへ! 大反撃を統括する藤貫哲郎CTOにインタビュー【PR】

スバルが一気にMT車3台を投入し、FA24ターボも300psオーバーへ! 大反撃を統括する藤貫哲郎CTOにインタビュー

 スバルは今年から「モノづくり革新」と「価値づくり」の成果を革新的で競争力のある商品につなげるために商品革新本部を新設。傘下にスポーツモデルを専門に企画するスポーツ車両企画室ができ、MTやターボなどスバルらしいクルマを積極的に扱うことになる!

聞き手:国沢光宏/写真:SUBARU

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好調なハイブリッドとBEVのおかげでMTスポーツが復活!

スーパー耐久シリーズ第3戦富士24時間のラウンドテーブルでサプライズ公開された3台のスポーツモデルのシルエット
スーパー耐久シリーズ第3戦富士24時間のラウンドテーブルでサプライズ公開された3台のスポーツモデルのシルエット

 国沢:インタビューよろしくお願いします。時節のご挨拶抜きで本題から(笑)。MTスポーツモデルを突如3つも公開してギョウカイが揺れています。どんなクルマでしょうか?

 藤貫:新車計画は機密です。それなのに写真で3つ並べちゃいましたね~。広報担当の独断です(笑)。シルエットなのでわからないですが、セダンとクーペと5ドアHBでしょうか。

 国沢:何でもすべて2.4Lでマニュアル仕様もあるとか。今までスバルはCAFE(企業平均燃費規制)のため燃費の悪い高性能ターボは作れないと言ってきました。CAFEなんてどうでもよくなった?

 藤貫:そうなんです。いや、守らなくていいという意味じゃありません。実際2年前までCAFEが非常に厳しく、WRX S4に搭載している現在の2.4Lもパワーを追求できませんでした。そんな状況の中、燃費の良いストロングハイブリッドを出したら期待以上の仕上がりになり、売れ行きも好調です。さらに電気自動車のほうも売れ始めています。

若いエンジニアたちの力を信じ、「失敗してもいいからやってみろ!」と背中を押す藤貫哲郎CTO
若いエンジニアたちの力を信じ、「失敗してもいいからやってみろ!」と背中を押す藤貫哲郎CTO

 国沢:先日トレイルシーカーの兄弟車であるbZ4Xツーリングに試乗してビックリしました。マイナーチェンジ前のbZ4Xもソルテラも電気自動車として評価すると、これといったストロングポイントがなかった。今の日本は凄く特徴がないと電気自動車は売れません。でもマイナーチェンジで全然違うクルマになっていた。

 藤貫:モーターも駆動系もインバータも車体もすべて見直しました。同じなのは外観だけと言っていいほどです。

 国沢:航続距離も伸びたし何よりクルマとしての質感が圧倒的に上がった。国からの129万円の補助金を考えたら、同じクラスのハイブリッドよりも魅力的です。販売が好調なのもわかります。ハイブリッドと電気自動車が売れ始めたので平均燃費が上がったということですか。

かつてWRX STIに搭載されていた屈強ミッションも復活!

かつてWRX STIに搭載されたEJ20ターボはこのTY85ミッションだった
かつてWRX STIに搭載されたEJ20ターボはこのTY85ミッションだった

 藤貫:そうなんです。さらにもう一つ。CAFEで高性能モデルを断念した時にTY85という最大トルク600Nm級まで使える大容量マニュアルミッションも一度廃盤にしました。今回スポーツモデルを開発する中で、ミッションを作っている部門と雑談していたら、まだTY85を作れる設備があるとわかりました。

 国沢:面白いです! 現在使っているCVTだとせいぜい400Nm。高性能エンジンを作っても300馬力くらいまでしか耐えられない。600Nmまで使えるTY85があれば400馬力だってまったく問題ない。だったら2.4Lターボも性能を追求できますね。

 藤貫:400馬力を目指すとは言ってないです(笑)。ただスーパー耐久用に開発しているFA24はすでに350馬力を超えています。どうしてパワー出ちゃったんでしょうかね。スバルってやればできるんです。きっと!

FA24ターボエンジンは300psオーバーのポテンシャルを発揮する(写真はハイパフォX IIのもの)
FA24ターボエンジンは300psオーバーのポテンシャルを発揮する(写真はハイパフォX IIのもの)

 国沢:世界は2050年のカーボンニュートラルに向かって着実に進んでいます。ただ2050年まで24年もある。クルマの寿命を15年とすれば、大半のクルマが電気自動車になるのは2035年くらいから。それまでの9年はスポーツモデルも販売できる。だったらエンジンを楽しもうってことですね。

 藤貫:そうなんです。しかもここにきてスバルの開発体制が大きく変わってきました。商品革新本部を作り、スポーツモデル専門のスポーツ車両企画室を誕生させました。今までのやり方もやめようと。だってつまんないんですよ。確認会やって会議して次の確認会でも似たような資料出してくるんですよ。

 そこでフルデジタルで開発してみたんです。そしたら結構できちゃうんです。すると開発速度も上がり、思い切ったこともできるようになってきた。

 国沢:その結果が今回のイッキに3台ど~んということなんですね。デビューが楽しみになってきました!

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