最近では街を走っている姿に思わず目を奪われることも多くなった日本のクルマ。近年のデザイン面での日本車の進歩は海外からも高く評価されているようだ。ここでは、ドイツのiFデザイン賞を受賞した日本のクルマを見てみよう。
※本稿は2025年11月のものです
文:ベストカー編集部/写真:日産、三菱、ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2025年12月26日号
iFデザイン賞2022受賞:日産 アリア
●ドイツ・iFデザイン賞(iF DESIGN AWARD)とは……1953年にドイツで創設された世界的に権威のある賞。機能性や持続可能性など多角的な視点で評価される
随所に日本の伝統工芸や匠の意匠を取り入れた日産「アリア」。シームレスに流れるボディラインと、日本の光をテーマにした独自のデザイン「タイムレス ジャパニーズ フューチャリズム」が高く評価された。
和の静けさと先進性を見事に両立し、まさに日本の美を未来へと継承する一台といえるだろう。
iFデザイン賞2022受賞:三菱 アウトランダーPHEV
一方で、三菱「アウトランダーPHEV」は、力強くも軽快な走りと、存在感のあるエクステリアデザインを採用。
車体姿勢の変化を直感的に把握できる水平基調のインストルメントパネルを採用し、フォルムの美しさだけでなく、機能性や独自性といったデザイン面で高い評価を獲得。
iFデザイン賞2025受賞:ジャパンモビリティショー2023 日産ブース
さらに、クルマそのものではないが、2023年ジャパンモビリティショーで日産が展開したブースデザインも授賞対象に。
先進技術と温もりある空間演出を融合させ、人と未来をつなぐ体験型のデザインとして高い評価を得た。
こうした一連の受賞は、日本の自動車デザインが世界の舞台で確かな存在感を放ち続けている証でもある。























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