新型RAV4が大人気だが、日本にはRAV4と同じストロングハイブリッド+4WDというモデルが他にも存在する。そこでここではRAV4のライバルとなりそうなフォレスター、ハリアー、エクストレイルについて、具体的な違いを整理してみた!
文:渡辺陽一郎/写真:ベストカーWeb編集部
【画像ギャラリー】ツワモノ揃いの日本の中型SUVをもう一回みて!(11枚)画像ギャラリー現在のRAV4の状況を販売店に聞いてみると?
トヨタRAV4は2025年12月に発売された。ところが同月下旬、販売状況を販売店に尋ねると、以下のように返答された。「現在RAV4は、改善を実施するために、生産と出荷を止めている。ただしそれ以前から、RAV4には購入を希望しているお客様が多い。しかもRAV4は、各販売会社が受注できる台数の枠が限られている。そこに達すると受注を停止するから注意が必要だ」。
購入を希望するなら、どうすれば良いのか。「なるべく早く販売店に出向き、購入を希望することを伝える。そうすると不意に数台の受注枠ができた時など連絡してもらえる。この時にグレード、メーカーオプション装備、ボディカラーなど、自分の希望にこだわりすぎると購入タイミングを逃してしまう。RAV4のような購入しにくい車種では、ある程度妥協して素早く契約することも大切だ」。
そこで購入しにくいRAV4の代わりに選ぶSUVとして、ミドルサイズのスバルフォレスター/トヨタハリアー/日産エクストレイルの優劣を考えてみたい。
まず現在販売されているRAV4は、全車がハイブリッドと後輪をモーターで駆動する4WDのE-Fourを搭載する。人気のグレードはアドベンチャー(450万円)だ。そこでライバル車もストロングハイブリッド+4WDが条件になる。
アイサイトXのフォレスター、都会派のハリアー、スポーティなエクストレイル
■スバルフォレスタープレミアムS:HEV・EX(459万8000円)
フォレスタープレミアムS:HEV・EX、RAV4アドベンチャーともに、直列4気筒2.5Lエンジンをベースにしたストロングハイブリッドを搭載する。
フォレスターは4輪の駆動力制御が綿密に行われ、運転感覚は適度に軽快だ。安全装備では、日本のメーカーではスバルだけが採用する自転車にも対応した歩行者保護エアバッグも標準装着される。
またフォレスタープレミアムS:HEV・EXは、アイサイトXテクノロジーを採用する。運転支援機能が作動している時に、料金所やカーブを通過する場合、自動的に減速する機能が備わる。運転支援機能は、渋滞時にはステアリングホイールから手を離しても制御が続く。
フォレスターの注意点はWLTCモード燃費で、プレミアムS:HEV・EXは18.4km/Lに留まる。RAV4アドベンチャーの22.9km/Lに比べると、燃料代が24%ほど増える。それでも機能と装備のバランスを考えるとフォレスターが割安だ。
■トヨタハリアーハイブリッドG・E-Four(452万1000円)
同じトヨタのSUVで、プラットフォームも共通だ。ホイールベース(前輪と後輪の間隔)の数値も等しい。従って車内の広さも同程度になる。
しかしコンセプトは異なる。RAV4は前輪駆動ベースのSUVだが、内外装のデザインはランドクルーザーのような悪路向けのSUVを意識している。駆動方式も4WDだけだ。特にアドベンチャーは外観を野性的に仕上げた。
対するハリアーは、内装には合成皮革を多く使い、RAV4よりも上質かつ都会的に仕上げた。そのためにハリアーの価格は、以前からRAV4の同等グレードよりも高かった。
この価格差が現行型では縮まった。それでもRAV4アドベンチャーと同等に位置するハリアーハイブリッドG・E-Fourは、2万円ほどではあるがRAV4アドベンチャーよりも高く、ヒエラルキーを保っている。
内外装の上質感を重視するユーザーには、ハリアーが適する。RAV4に比べてハリアーは、価格が高そうに見えることも魅力だろう。RAV4が新型になった後も、ハリアーは堅調に売れ続ける。
■日産エクストレイルX・e-4ORCE(434万9400円)
エクストレイルは、ストロングハイブリッドのe-POWER専用車だ。圧縮比を変化させる機能を備えた直列3気筒1.5Lターボエンジンが発電機を作動させ、そこで生み出された電気を使ってモーターを駆動する。
e-POWERの個性は、アクセル操作に対して機敏に反応するモーターの特徴を明確に感じさせること。モーターの動力性能も高い。
つまりRAV4は悪路向けの性格なのに対して、エクストレイルは舗装をスポーティに走るイメージが強い。
以上のように、ここで取り上げたミドルサイズのSUVは、それぞれ異なる特徴を備えている。自分の使い道などを考えて賢く選びたい。
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