人気の軽自動車・ハスラーの兄貴分として登場したスズキ クロスビーが、2025年10月にビッグマイナーチェンジを受けた。ルックスがハスラーからやや離れ、カワイイ系からカッコイイ系に変身したと同時に走りもグレードアップ!!
※本稿は2025年12月のものです
文:清水草一/写真:中里慎一郎、スズキ
初出:『ベストカー』2026年1月10日号
スズキ クロスビーがビッグマイナーチェンジ
●スズキ クロスビーの主な変更点
・1LターボマイルドHEVから1.2LマイルドHEVへ変更
・トランスミッションは6ATからCVTへ
・減衰接着剤などの採用で乗り心地向上
・緊急自動ブレーキは交差点なども対応
・全車速追従機能付きACCを標準装備
・内外装デザインを刷新&質感アップ
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スズキのコンパクトSUV、クロスビーがビッグマイナーチェンジを受け、顔が大きく変わった!
以前はハスラー系だったヘッドライトが、上側がちょっと平らな丸目に変身。ボンネット形状も角ばって、ジムニーあるいはディフェンダーのような精悍な雰囲気になった。かわいくて力強くて、「これはイイ!」と直感したぜ!
中身も大幅に刷新されている。パワートレーンは、スズキの最新世代メカである1.2L・3気筒+マイルドハイブリッドに変更。80psのエンジンに最大トルク6.1kgmのISGを組み合わせ、CVTで路面に伝える。これで前型に対して約25%の低燃費化を実現している。
マイチェン前の1Lターボが99psだったのに対して、今回は19psダウンしているが、1.2Lマイルドハイブリッドの実用性能や回転フィールのよさは、スイフトで確認済みだ。
クロスビーはSUVながら非常に軽く、車両重量は990kg(FFモデル)に過ぎない。この軽さのおかげで、一般道での実用加速は思った以上に力強い。
高速道路で追い越しをかけると、若干かったるさを感じるが、アクセルを床まで踏み付けて回転をレッド手前までブチ上げても、3気筒エンジンはスムーズで音質が軽やかなので、ストレスフリーである。
乗り味はスイフトよりゆったり系で、車格が違うかのように感じる。特に違うのは静粛性だ。スイフトの場合、高速道路では後席との会話が若干厳しくなるが、クロスビーはワンランク静かで快適だ。
乗り心地がソフトなわりに、クルマの動きは俊敏だ。重心の高さは微塵も感じず、ステアリングを切った分だけスッと曲がる。タイヤの接地性のよさは、スズキのコンパクトカーのよき伝統だが、クロスビーもまた、欧州車っぽい粘り腰の持ち主なのである。
先進運転支援システムもアップグレードされている。ミリ波レーダーと単眼カメラを併用した「デュアルセンサーブレーキサポートII」の採用で、衝突被害軽減ブレーキの作動範囲や対象が拡大したほか、ACC(全車速追従アダプティブクルーズコントロール)やレーンキープ機能も全グレード標準化。
今どき常識ではあるが、付いてないのはハンズオフだけ! みたいな感じで、小さいながらほぼ最強状態になっている。
これだけ全部付いていて、見た目は魅力的だし室内も広い。お値段も手頃。クロスビーは8年目のビッグマイチェンで、予想外の大躍進を遂げたって感じだね!
●スズキ クロスビー マイルドハイブリッドMZ(4WD)主要諸元
・全長×全幅×全高:3760×1670×1705mm
・ホイールベース:2435mm
・車両重量:1030kg
・エンジン形式:直3+モーター
・総排気量:1197cc
・最高出力:80ps/5700rpm
・最大トルク:11kgm/4500rpm
・モーター最高出力:3.1ps
・WLTCモード燃費:21.0km/L
・タイヤサイズ(前・後):175/60R16
・価格:ハイブリッドMX=215万7100円(2WD)、233万3100円(4WD)/ハイブリッドMZ=233万5300円(2WD)、250万300円(4WD)


















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