毎年のように発生している、大雪によるクルマの立ち往生。たった1台でもクルマがスタックして車線を塞ぐように動けなくなると、後続車は次々と足止めされ、クルマが走れなくなることで道路にはどんどん雪が積もっていき、状況はどんどん悪化。場合によっては何時間も車内で過ごさなければならない事態に陥ることもあります。
ただ、雪の日のトラブルは「出発前」にどこまで備えられているかで、その多くを防ぐことができます。雪予報が出たら今夜のうちにやっておきたい事前準備を、チェックリスト形式で整理してみましょう。
文:吉川賢一/アイキャッチ画像:Adobe Stock_smile/写真:Adobe Stock、写真AC
【画像ギャラリー】雪予報が出たら今夜やること!! 立ち往生を回避する「事前準備」チェックリスト(9枚)画像ギャラリーまずは足回り。ここが甘いと「動けず終了」
まず絶対に怠ってはいけないのが足回りの準備です。雪予報がでているときにクルマを使うのであれば、スタッドレスタイヤを装着している、もしくはタイヤチェーンなどの滑り止めを携行していることは大前提といえます。
ただ、とくにタイヤチェーンは「持っている」だけでは不十分です。車両やタイヤサイズに適合しているか、チェーンを付ける駆動輪はフロントとリアのどちらなのか、暗い場所や雪の中でも確実に装着できるかなど、いざというときに使える状態かどうかまで確認しておきましょう。
スタッドレスタイヤを装着している場合でも油断は禁物です。タイヤの溝が十分に残っているか、空気圧に異常がないか、製造年月からあまりに経過していないか、といった基本的なチェックを、出発前に必ず行っておくようにしてください。
スコップと牽引具。「止まった後」の初動を用意
ただ、どれだけ注意して運転していても、雪道ではスタックしてしまう可能性があります。そんなときに備えて、スコップや牽引ロープ、緊急脱出用のヘルパー(樹脂板)、布などを用意しておくと、除雪や引き出し作業によって自力で脱出できる可能性が大きく広がります。解氷スプレーや窓スクレーパーもあるといいでしょう。
さらに軍手や防水手袋、長靴や防水ブーツ、また懐中電灯などもあると便利でしょう。救援を待つ場合でも、こうした装備があるかどうかで初動対応のしやすさには大きな差が出ます。
車内待機セット。長時間停止に備える
自分自身がしっかり対策をしていても、前方で別のクルマが動けなくなることで、立ち往生に巻き込まれてしまう可能性はあります。とくに夜間や悪天候時は、数時間単位で車内待機を強いられることもあるため、そうしたリスクにも備える準備はしておきたいところ。
寒い車内で待機できるよう、毛布やブランケット、使い捨てカイロを用意しておきましょう。飲料水や軽食(甘いもの・高カロリーのもの)、モバイルバッテリーと充電ケーブル、簡易トイレもあると安心です。体調に不安がある場合は、体調管理に必要な薬なども用意しておきたいところ。発炎筒や三角表示板など、存在を知らせる装備も必須です。車中泊を余儀なくされた場合は、一酸化炭素中毒とならないよう、マフラー周りの除雪にも気を付けるようにしてください。












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