「俺のクルマは300ps!」とか自慢する人いるけど、ふだんの扱いやすさを決めるのはパワーよりトルクだったりする。実際トルクが細いと大変。油断してるとエンストするわなかなか加速しないわ(泣)。そこでここでは「上はすごいけど低速がスッカスカ」だったクルマを紹介しよう!
文:小鮒康一/写真:ベストカーWeb編集部
【画像ギャラリー】ジギルとハイド的性格も魅力だった4台を見て!(10枚)画像ギャラリー普段の走りを決めるのはパワーよりトルク!
クルマの動力性能の目安は、主にパワーとトルク。クルマ好きの話題に上りがちなのはパワーの方だが、実は通常の走りにはトルクの方が重要となっている。
この2種類について解説するとそれだけで記事が終わってしまうほど奥深いものとなるが、ざっくりいうとパワーは高速域での伸びに影響し、トルクはクルマをグッと前に押し出す力に影響すると言えばイメージが付きやすいかもしれない。
そのため、街乗りなどでの停止状態からの発進時にはエンジンの低回転域のトルクがモノをいうワケなのだが、エンジンは基本的にこの部分が不得意で、ゼロから最大トルクを発生させることができるモーターを搭載した電気自動車やハイブリッド車の出足が良いとされるのもこの辺りが影響しているのだ。
とはいえ低速トルクが薄いことで、逆にエンジンを高回転まで回していったときのドラマチックさもひとしおというコアなファンも少なくない。そこで今回は低速トルクが薄いと呼ばれた名車をプレイバック!
マツダ RX-7(特にSA/FC):ラフな発進操作だとエンストも(泣)
スルスルと抵抗なく回転上昇していくことから、”モーターのような“と評されることも多いロータリーエンジン。しかし低速トルクという意味ではモーターとは真逆の特性で、ラフな運転ではエンストしてしまうこともあるほどだ。
これはロータリーエンジンの構造上の弱点でもあるのだが、RX-7はエンジンの回転数とともにターボの過給圧が上昇していくと、目の覚めるようなパワーとフィーリングを味わうことができ、これはレシプロエンジンとは明らかに異なるもので、未だにそこに魅了されたファンが多いのも頷ける。
ホンダ S2000:低速トルクの細さに途中で排気量アップ!
ホンダの創立50周年記念企画として1998年に発表され、翌年に市販されたS2000は、ホンダとしておよそ28年振りとなるFRレイアウトを持つオープン2シーター車となっていた。
そんなS2000を形作る要素は複数存在するが、やはり一番大きなものはその車名の由来ともなっている2000ccの排気量を持つF20C型エンジンで、市販量産車でありながら9000回転を許容する超高回転型NAエンジンだった。
その最高出力は250PSで、発生回転数は8300回転。一方の最大トルクも22.2kgmを7500回転で発生するものだったが、さすがに高回転型すぎたのか2005年11月のマイナーチェンジ時に排気量を拡大した2.2Lエンジンが搭載され、最高出力はダウンしたものの低中速域のトルクが高められて、日常域で扱いやすいクルマとなっていった。
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コメント
コメントの使い方EJ20は確かに最近の下からトルクフル流行とは違いますね。
特に当時流行ったマフラーだと余計に下が抜けるし、まともに走るために回転数上げると街中でもうるさ過ぎ、スバリストが近所から陰口される原因でもありました。
しかしセルボやエスニみたいな極端な低回転トルク皆無とは別物ですよ。
下使うと遅いってだけで、ちょっとした坂や渋滞でも神経質にならないと交通乱すような際物とは違います。