発進で軽自動車に抜かれる!? 上はすごいのに低速トルクがスッカスカだったクルマ4選!!!

発進で軽自動車に抜かれる!? 上はすごいのに低速トルクがスッカスカだったクルマ4選!!!

「俺のクルマは300ps!」とか自慢する人いるけど、ふだんの扱いやすさを決めるのはパワーよりトルクだったりする。実際トルクが細いと大変。油断してるとエンストするわなかなか加速しないわ(泣)。そこでここでは「上はすごいけど低速がスッカスカ」だったクルマを紹介しよう!

文:小鮒康一/写真:ベストカーWeb編集部

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普段の走りを決めるのはパワーよりトルク!

普段使いでは低速トルクの太いクルマがだんぜん扱いやすいが……
普段使いでは低速トルクの太いクルマがだんぜん扱いやすいが……

 クルマの動力性能の目安は、主にパワーとトルク。クルマ好きの話題に上りがちなのはパワーの方だが、実は通常の走りにはトルクの方が重要となっている。

 この2種類について解説するとそれだけで記事が終わってしまうほど奥深いものとなるが、ざっくりいうとパワーは高速域での伸びに影響し、トルクはクルマをグッと前に押し出す力に影響すると言えばイメージが付きやすいかもしれない。

 そのため、街乗りなどでの停止状態からの発進時にはエンジンの低回転域のトルクがモノをいうワケなのだが、エンジンは基本的にこの部分が不得意で、ゼロから最大トルクを発生させることができるモーターを搭載した電気自動車やハイブリッド車の出足が良いとされるのもこの辺りが影響しているのだ。

 とはいえ低速トルクが薄いことで、逆にエンジンを高回転まで回していったときのドラマチックさもひとしおというコアなファンも少なくない。そこで今回は低速トルクが薄いと呼ばれた名車をプレイバック!

マツダ RX-7(特にSA/FC):ラフな発進操作だとエンストも(泣)

初代SA22C型RX-7。トップエンドのパワーは強烈だったが……
初代SA22C型RX-7。トップエンドのパワーは強烈だったが……

 スルスルと抵抗なく回転上昇していくことから、”モーターのような“と評されることも多いロータリーエンジン。しかし低速トルクという意味ではモーターとは真逆の特性で、ラフな運転ではエンストしてしまうこともあるほどだ。

 これはロータリーエンジンの構造上の弱点でもあるのだが、RX-7はエンジンの回転数とともにターボの過給圧が上昇していくと、目の覚めるようなパワーとフィーリングを味わうことができ、これはレシプロエンジンとは明らかに異なるもので、未だにそこに魅了されたファンが多いのも頷ける。

ホンダ S2000:低速トルクの細さに途中で排気量アップ!

S2000は2005年11月にエンジン排気量を2.2Lに拡大し、低速トルクの細さを補った
S2000は2005年11月にエンジン排気量を2.2Lに拡大し、低速トルクの細さを補った

 ホンダの創立50周年記念企画として1998年に発表され、翌年に市販されたS2000は、ホンダとしておよそ28年振りとなるFRレイアウトを持つオープン2シーター車となっていた。

 そんなS2000を形作る要素は複数存在するが、やはり一番大きなものはその車名の由来ともなっている2000ccの排気量を持つF20C型エンジンで、市販量産車でありながら9000回転を許容する超高回転型NAエンジンだった。

 その最高出力は250PSで、発生回転数は8300回転。一方の最大トルクも22.2kgmを7500回転で発生するものだったが、さすがに高回転型すぎたのか2005年11月のマイナーチェンジ時に排気量を拡大した2.2Lエンジンが搭載され、最高出力はダウンしたものの低中速域のトルクが高められて、日常域で扱いやすいクルマとなっていった。

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