RAV4やフォレスター、レクサスLC、アルファード/ヴェルファイアなど有力候補が次々と挙がるなか、議論は思わぬ方向へ。いま世界が注目する日本独自のカテゴリーにスポットが当たり、最終的に導き出された答えは“1台の車名”ではなく、日本の自動車文化そのものを象徴する存在だった。
※本稿は2026年1月のものです
対談:鈴木直也、国沢光宏、渡辺陽一郎、飯田裕子/司会:ベストカー編集部 飯干俊作/写真:トヨタ、レクサス、ダイハツ、ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2026年2月10日号
※マツダ ロードスターとスズキ ジムニーは必ず選ばれるため「殿堂入り」とさせていただきました
ついに決定! ベストカーが選ぶ2025-2026日本車大賞
ベストカー編集部・飯干を司会に座談会形式で日本車大賞各賞を決定してきた選考委員の4名。いよいよメインアワードの「日本車大賞」を選ぶ。
* * *
――それではいよいよ日本車大賞を決めましょう。
国沢:世界に向けて「これが今、最高の日本車」だと言えるクルマでしょ?
――国内だけでいいクルマもありです。
国沢:それなら軽自動車しかない。
鈴木:日本車大賞はRAV4にしたい。世界中で評価されていて、新型も間違いなく売れる。
国沢:レクサス LCはどう? V8のコンバーチブルは最高だよ。
飯田:私はこの後決める特別賞でLCを推薦しようと思ってました。
国沢:それでもいい。
飯田:世界に「日本はこんなに美しいクーペを作れるんだぞ」と言えるクルマ。
渡辺:俺は、コペンかなとちょっと思った。
鈴木:変化球すぎるだろ。
――日本車大賞が軽自動車って、寂しくないですか?
国沢:いや、今、世界で一番注目されてるよ。
鈴木:トランプもヨーロッパも注目している。
飯田:日本車大賞が軽自動車というのもいいですよ。サクラ/eKクロスEV、N-ONE e:などの軽EVがあるのは素晴らしいし、車種も豊富。
――アルファード/ヴェルファイアはない?
飯田:アル/ヴェルPHEVはいいです。公用車がエアコンつけたままエンジンを止めて待っていられることを考えたら、法人需要でのPHEVの選択は価値があると思います。
――大賞は皆さんの総意で一台を決めたいんですよね。
鈴木:俺はRAV4。
国沢:たまたま新型が出たばかりだから、近視眼的にRAV4と言っている感じが気に入らないね。
飯田:日本車大賞をフォレスターにして、新人王を考え直すのは? これまでの歴史も踏まえた上で。
渡辺:わかる。総合的に評価されてCOTYを獲ったわけだしね。
国沢:フォレスターが今、日本で売ってるなかで一番いいクルマかな?
飯田:じゃあなんですか?
国沢:アル/ヴェルならまだわかる。東南アジアでは2500万円くらいで売ってるよ。
軽自動車の存在は忘れられない!!
飯田:フォレスターか、日本の象徴的な軽自動車にするか。それが一番バランス的にいいと思います。
渡辺:軽自動車全般に賞をあげるということ?
鈴木:あのトランプも認めた軽自動車。
――トランプも認めたから、急に盛り上がっているだけってことないですか?
国沢:おそらく日本人のなかでも軽自動車を見直そうという気持ちがあると思う。
渡辺:それはあるね。
鈴木:世界の流れとして、やはり小さくしないとCO2減らないよねというのがようやくわかってきてる。
渡辺:小宇宙みたいなもんですよ。以前は霊柩車もあったし、ダンプも冷凍車も。
国沢:他社は登録車でトヨタに勝つ気もないけど、軽自動車は各社がガチの戦いをしているのが面白い。
鈴木:一番ホットなマーケットだから。
国沢:あらゆるカテゴリーのクルマがあって、さっき軽自動車は小宇宙って言ったっけ?
渡辺:うん、小宇宙。
国沢:いいこと言うね〜。軽自動車は小宇宙だよ。
渡辺:昔から言ってます。
鈴木:素敵なガラパゴスにようやく世界が気づき始めたという点でもインパクトがあるよ。
* * *
結局、日本車大賞は「軽自動車全般」で決定となった。テクノロジー賞に続き、今回二度目の受賞。
米国トランプ大統領が日本の軽自動車を称賛して小型車に強い関心を示し、ヨーロッパも日本の軽規格をモデルとした小型車カテゴリーの開設に取り組み始めるなど、欧米で関心が高まっているのも追い風となった。
また、特別賞は、国沢氏と飯田氏が強く推薦したレクサス LC(特にコンバーチブル)が選ばれた。
【画像ギャラリー】君は小宇宙を感じたことがあるか!? ベストカーが選ぶ日本車大賞は「すべての軽自動車」に決定!!(20枚)画像ギャラリー






















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