最近、市場経済が進み過ぎて、人気の中古車はとんでもない値段になりがち。そこで「今は安いけど高くなりそうなクルマ」を探してみたが、アルファロメオ155なんてどうだろう。もはや中古車も十数台しかないが100万円前後が中心。超絶すごいスタイリングも含め、将来再評価されるかもよ!?
文:ベストカーWeb編集部/写真:アルファロメオ
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アルファロメオ155は1990年代のアルファロメオを象徴するスポーツセダンである。直線基調のエッジが効いたボディに、大胆なフロントマスク。いま見ても十分に刺激的で、国産セダンとは一線を画す存在感を放つ。
DTMでの圧倒的な活躍は語り草だが、日本のクルマ好きにとって忘れられないのが人気ビデオゲーム「グランツーリスモ」に収録された「155 2.5 V6 TI」だろう。コントローラーを握り、あのハイパワー4WDマシンでサーキットをさんざん走り回ったおじさん世代も少なくないはずだ。
2026年2月時点の中古車市場に存在するのは十数台のみ。価格は安いもので80万円台、高くても200万円はしない。中心価格帯は100万円前後であり、この希少性とキャラクターを考えれば、いまはまだ割安感すらある。
アルファロメオ155のウィークポイントを知る
とはいえ年式を考えれば、ウィークポイントも無視できない。電装系のトラブルは定番で、パワーウインドウや各種センサーの不調、配線の劣化などは起こりがちだ。
エンジンではタイミングベルトの管理が重要。2Lツインスパーク、2.5L・V6ともに定期交換が必須で、交換履歴が不明な個体は購入後すぐの作業を前提に考えたい。冷却系のホースやラジエーターの状態、オイル漏れの有無も要チェックポイントだ。
足まわりのブッシュやショックアブソーバーも経年劣化は避けられない。内装パーツのベタベタや外装モールの退色などは、もはや不可避の現実として受け入れるしかないだろう。
成功の秘訣は「覚悟」と「味方作り」
とはいえ30年落ちという現実を考えれば、これらのウィークポイントはどんなクルマでも多かれ少なかれつきまとう。アルファロメオ155だけが特別に弱いわけではない(いや弱いが)。重要なのは、「絶滅しそうなクルマを救う」という思いやりと、修理費用を見込んだ予算設計。「動けばめっけもの」というマインドである(特にランチア・デルタのドライブトレーンを使ったQ4)。
購入時には車両価格だけでなく、タイミングベルト交換や足まわりリフレッシュなど初期整備費用を想定し、余裕を持った予算計画を立てられれば安心感は高い。そして何より、購入後に面倒を見てくれるアルファロメオに強いショップを見つけておけば、アルファ生活は成功したも同然だろう。
人気モデルが高騰するなか、アルファロメオ155はまだ100万円前後が中心という現実的な価格帯にある。グランツーリスモで憧れたあのシルエットを、現実のガレージに迎え入れるチャンスはそう長くないかもしれない。クルマ絶滅危惧種として、その輝きはこれからさらに増していくはずである。
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