ホンダの新型EV「スーパーワン(Super-ONE)」は、価格339万200円ながらCEV補助金130万円を使えば実質209万200円となる。だが注目すべきは安さだけではない。航続距離274kmの小型EVは、セカンドカーとしてどこまで現実的なのだろう?
文/写真:ベストカーWeb編集部
【画像ギャラリー】インパネのイルミネーションが青から紫へ! スーパーワンのブーストモードで変わるのはメーター演出だけじゃないぞ!(11枚)画像ギャラリーセカンドカーなら274kmの航続距離はかなり現実的
スーパーワンをメインカーとして見ると、評価は少しシビアになる。WLTCモードで一充電走行距離274kmという数値は、ロングドライブや高速道路移動を頻繁にこなす人にとって余裕たっぷりとは言いにくい。冬場の暖房使用、夏場のエアコン使用、渋滞、高速巡航などで実際の航続距離は変わるからだ。
だが、セカンドカーとして考えると話はかなり変わる。通勤、買い物、子どもの送迎、駅や病院までの移動、週末の近距離ドライブ。こうした用途が中心なら、274kmは十分に現実的な数字だ。毎日100km以上走る人は少数派であり、生活圏内の移動が主役なら充電頻度も過度に気にしなくていい。
むしろセカンドカーに必要なのは、大容量バッテリーよりも扱いやすさだ。スーパーワンは車両重量1090kg。軽さと低重心を生かした設計により、日常の街乗りでも軽快さを期待できる。大きなSUVやミニバンでは気を使う狭い道、スーパーの駐車場、住宅街の取り回し。そうした場面で小型EVの価値は大きい。
1台ですべてをこなすクルマではなく、生活の中で最も使う近距離移動を楽に楽しくするクルマ。スーパーワンは、その役割にかなり合っている。
実質209万200円なら“家に置く理由”が見えてくる
ベストカーWebの取材によれば、スーパーワンの価格は339万200円。ここだけを見ると、セカンドカーとしては高いと感じる人も多いはずだ。だがCEV補助金130万円が適用されれば、単純計算で実質209万200円。ここでスーパーワンの現実度が一気に上がる。太陽光発電やオール電化など、他にも補助金が出るならなおさらだ。
重要なのは、「安いから買う」ではなく「この役割なら価格に納得しやすい」ということだ。スーパーワンはただの移動用EVではない。BOOSTモード使用時のモーター最高出力は70kW。仮想有段シフト制御やアクティブサウンドコントロールも備え、EVでありながら運転の楽しさを狙った小型EVスポーツだ。
平日は静かで扱いやすい近距離用EV。休日はBOOSTモードで少し気分を上げる相棒。この二面性が、セカンドカーとしての魅力を押し上げる。家にメインカーがあり、長距離や大人数移動はそちらに任せられるなら、スーパーワンに求めるべきは万能性ではない。毎日乗りたくなる軽快さと、短い移動でも退屈しない個性だ。
結論として、スーパーワンはセカンドカー最強候補になり得る。航続距離274kmは用途を絞れば十分。実質209万200円という価格感も、走りの楽しさ込みなら納得しやすい。大きなクルマの代わりではなく、日常を軽く楽しくする2台目。そう考えた時、スーパーワンの現実度はかなり高い。
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