久しぶりにスタッドレスタイヤを出したら、トレッド面に細かなヒビが走っていた! そのような経験はしたことがあるだろうか。そろそろスタッドレスタイヤも取り外す時期だけど、保管方法や年数によって来シーズンに影響してくる!? タイヤをしまう前に残り溝だけでは測れない「寿命」のサインをチェックしてみよう。
文:ベストカーWeb編集部/画像:ベストカーWeb編集部、Adobe Stock(トビラ写真=allappreciate606@Adobe Stock)
【画像ギャラリー】そろそろス外す時期だけど要確認! スタッドレスは何年使える? ヒビ割れ大丈夫?(4枚)画像ギャラリー次のシーズンまでタイヤを保管する前にちょっと待って!
そろそろ、春も近づいてきてスタッドレスタイヤからノーマルタイヤに変えていく時期。でもタイヤは使っていても、保管したままでも劣化が進みます。保管状況によっては、走行しているより劣化が進むことも。
そして、大事なのはスタッドレスタイヤをしまう前に、使い始めて何年目になるのかも確認することが大事です。
直射日光や高温多湿、エアコン室外機が発するオゾンなどを避けることで、なるべく劣化を抑えることはできますが、それでも国産スタッドレスタイヤでは平均すると5年程度が安心して使える目安だとされています。
また、劣化判断の目安となるのが、残り溝のサインです。スタッドレスタイヤにはプラットフォームと呼ばれる目印があり、50%になった際にトレッド表面に現れます。サイドウォールのホイールに近い内側に4か所刻まれる矢印が目印で、その部分のトレッド面にノコギリ状の短い突起がブロックの間を走っています。どこか1か所でも露出していたらアウト。
プラットフォームが出るまでは冬用タイヤとして使い、50%以下となったらそのまま夏まで使用して使い切って廃棄する、という使い方もできます。ただ、法規的には残り溝1.6mmまでは使用できるとされているものの、冬用としての役目は別問題です。
ヒビ割れは「交換時期」の合図になり得ます
もうひとつの見分けどころが、タイヤ表面の細かなヒビ割れです。スタッドレスタイヤは、タイヤ表面に細かなヒビ割れが生じてきたら、そろそろ交換時期。
ノーマルタイヤでも5年程度でトレッド面の溝部分などに細かなヒビ割れが生じてくることはありますが、性能低下はスタッドレスと比べると大きくはないとされます。一方でスタッドレスタイヤは、アイスバーンなどではグリップ力は低下します。
ヒビ割れのほかにも、ゴムの劣化については硬度計を使って硬化具合を見ることで判断できます。タイヤ専門店などではゴム硬度計を使って、残り溝以外にも劣化具合を判断してくれるため、相談すると良いでしょう。
また、製造年度が2~3年前の未使用タイヤが安く販売されていることがありますが、古くなったことで氷上制動の性能がすぐさま悪くなる、ということはないとされています。
外したあとの保管が、次のシーズンを左右します
春先にノーマルタイヤへ履き替えたあとの保管環境も重要です。日陰で涼しい場所に保管されたスタッドレスタイヤは、2シーズン前のものであっても、その年に製造されたタイヤと同等の性能を保っていたという試験結果があります。
外した際はまず隅々まで洗い、ホイールにはカーシャンプーやクリーナーを使用します。タイヤ自体は基本的に水洗いとし、しっかり乾燥させます。その後、ビニール袋などに入れて保管します。
紫外線が当たる場所や、温度が上がる日光の当たる場所、オゾンを発生させるエアコン室外機のそばは避けましょう。ホイール付きで保管する場合は、空気圧を通常の2分の1程度に減らします。
ヒビ割れは突然見つかりますが、確認すべきポイントは明確です。プラットフォームの露出、表面の細かなヒビ、そして保管状態。これらをあわせて見ていくことが判断の基準になります。クルマはパーツひとつとっても適切なケアと保管が推奨されます。
次のシーズンでスタッドレスタイヤを取り出したら、ヒビ割れていた! なんてことにならないようしっかりとした状態で保管しておくことが大事です。
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