ツーリングシーズンを迎えるなか、バイク用ナビ選びに悩むライダーへ注目の新製品が登場した。Garminの最新モデル「zumo XT3」は、高輝度ディスプレイや耐久性能に加え、リーニング角表示や高精細地図サービスにも対応。スマホナビでは不安な長距離ツーリング派にとって、有力な選択肢となりそうだ。
文:ベストカーWeb編集部/画像:PRTimes
スマホナビでは物足りない? Garmin「zumo XT3」が示すバイク専用ナビの進化
近年はスマートフォンのナビアプリが充実し、「専用ナビは不要」と考えるライダーも少なくない。しかし、真夏の炎天下や山間部のロングツーリングでは、専用機ならではのメリットを実感する場面が多い。
そんななか、Garmin(ガーミン)が2026年6月4日に発売したモーターサイクル向けナビゲーション最新モデル「zumo XT3」は、バイク専用ナビの存在価値を改めて示すモデルとして注目を集めそうだ。
価格は9万9800円(税込)。シリーズ最新作として、視認性・耐久性・ツーリング支援機能を大幅に強化している。
zumo XT3最大の特徴は、過酷なバイク環境を前提に設計されていることだ。
ディスプレイは6インチ、1280×720ピクセルの高解像度液晶を採用。超高輝度仕様のため、真夏の強烈な日差しの下でも画面が見やすい。
さらに米軍規格MIL-STD-810準拠の耐久性能とIPX7防水性能を備え、動作温度は−15℃から55℃まで対応。真夏の渋滞路から真冬の山岳ツーリングまで幅広い環境で使用できる。
スマホナビでは熱暴走やバッテリー消耗が気になる場面もあるが、こうした専用設計はロングツーリング派にとって大きな安心材料となる。
また、グローブを装着したまま操作できる静電容量式タッチパネルを採用。縦置き・横置きの両方に対応しており、ライダーの好みに合わせたレイアウトが可能だ。
zumo XT3には2026年度版ゼンリン1/25,000詳細道路地図が標準搭載される。
高速道路のジャンクション表示やレーン案内、音声ガイダンス機能を備え、複雑な都市部や高速道路でも安心して走行できる。
さらにGarmin ExploreやGarmin Treadアプリと連携することで、事前に作成したルートやGPXデータを本体へ転送可能。お気に入りのワインディングロードやツーリングコースを仲間と共有できる点も魅力だ。
山間部や林道など、携帯電話の電波が不安定なエリアでも高精度GPSによるナビゲーションが利用できるため、アドベンチャーツーリングとの相性も良い。
リーニング角表示やドラッグレースタイマーも新搭載
今回のモデルチェンジで注目したいのが、新機能の追加である。
まず搭載されたのが「リーニング角」表示機能。車体の傾きをリアルタイムで計測し、ライダーがどれだけバンクしているかを確認できる。
サーキット走行はもちろん、ワインディングロードでのライディング分析にも役立つ機能だ。
さらにサブスクリプションサービス「Garmin Performance Package」を利用すると、新たに追加された「ドラッグレースタイマー」も使用可能になる。
0-100km/h加速タイムや200m・400m区間タイムを計測でき、愛車のパフォーマンスチェックや走行データ分析が楽しめる。
近年はライディングを“記録して楽しむ”文化が広がっており、こうした機能はガジェット好きのライダーにも刺さりそうだ。
もうひとつの進化が「Garmin Outdoor Maps+」への対応である。
月額800円、年額7480円のサブスクリプションサービスで、国土地理院の高精細ラスター地図(Japan Raster)や地形陰影マップなどを利用できる。
林道探索やキャンプツーリング、オフロード走行など、通常の道路地図だけでは把握しにくい地形情報を確認できるため、近年人気が高まるアドベンチャーバイクユーザーには特に魅力的な機能だ。
ツーリングは単なる移動手段ではなく、「どこへ行くか」「どんな景色に出会うか」を楽しむ趣味でもある。地図情報の充実は、その体験価値をさらに高めてくれるだろう。


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