新たなるトラックOEM供給を発表! 三菱ふそうの小型EVトラック「eキャンター」の日野ブランド車がデビューする!?

新たなるトラックOEM供給を発表! 三菱ふそうの小型EVトラック「eキャンター」の日野ブランド車がデビューする!?

 日野自動車と三菱ふそうトラック・バスは、三菱ふそう製小型EVトラックの日野へのOEM供給について決定したと発表した。4月にスタートするアーチオン傘下での経営統合とは独立した製品供給としており、2026年度内に生産を開始する。

文/トラックマガジン「フルロード」編集部
写真/三菱ふそうトラック・バス、日野自動車、フルロード編集部(合成画)

キャラクターが異なる日野とふそうの小型EVトラック

三菱ふそうから日野へOEM供給される小型EVトラック・eキャンター。積載量2~4トン・GVW5トン未満~8.5トンと、小型トラックに求められる多様なニーズに対応している。運転免許も準中型以上で、GVW7.5トン超の車型では中型免許が必要だ
三菱ふそうから日野へOEM供給される小型EVトラック・eキャンター。積載量2~4トン・GVW5トン未満~8.5トンと、小型トラックに求められる多様なニーズに対応している。運転免許も準中型以上で、GVW7.5トン超の車型では中型免許が必要だ

 アーチオンへの経営統合が2週間後に迫った日野と三菱ふそうだが、それとは別の提携案件として、三菱ふそうへの日野製中型トラックのOEM供給を今年2月に発表している。今回の日野への三菱ふそう製小型EVトラックのOEM供給も同様で、経営統合とは独立した取り組みとしている。

 日野、三菱ふそうともに小型EVトラックをそれぞれ商品化している。しかし日野の「デュトロZ EV」は、積載量1トン・車両総重量3.5トン未満かつ前輪駆動の超低床シャシーのみで、ラストワンマイル配送に特化したEVトラックとなっている。

 いっぽう三菱ふそうの「eキャンター」は、積載量2~4トン・車両総重量5.0トン未満~8.5トンとカバーしているクラスが広く、長短ホイールベースの展開や、特装車架装に対応できるPTO(パワーテイクオフ装置)の設定など、通常の小型トラックに近いバリエーションを擁しており、さまざまな輸送ニーズや架装ニーズに対応できるEVトラックだ。

 このように、両社の小型EVトラックはキャラクターが異なっているのが特徴である。そのため日野は、三菱ふそうからeキャンターのOEM供給を受けることで、独自の小トラEVを開発することなく、日野ブランドEVトラックのラインナップ強化が可能となる。これはトラックユーザーで取り組みが広がりつつある『物流のカーボンニュートラル』に資する商品を、大幅に充実できるというメリットがある。

 もっとも『物流のカーボンニュートラル』の一環としてEVトラックの導入へ動いた企業は、まだまだ限られている。前述の通り、汎用性とバリエーション展開に優れる小型EVトラック商品で先行している三菱ふそうにとっては、eキャンターに加えてその日野ブランド車も生産することによって、EVトラックの生産規模を増大、収益性をアップできるメリットがあるわけだ。

 日野ブランドのeキャンターは、2026年度内に生産を開始する予定としており、販売時期についてはまだ不明。小型EVトラック市場の拡大へとつながるか、興味の尽きないところだ。

日野の小型EVトラック・デュトロ Z EV。写真は年内に発売予定の2026年モデル。理想的なラストワンマイル配送車を目指して、画期的な前輪駆動・超低床シャシーを実用化。現行普通免許で運転可能なGVW3.5トン未満車でもある
日野の小型EVトラック・デュトロ Z EV。写真は年内に発売予定の2026年モデル。理想的なラストワンマイル配送車を目指して、画期的な前輪駆動・超低床シャシーを実用化。現行普通免許で運転可能なGVW3.5トン未満車でもある
【画像ギャラリー】日野ブランドのeキャンターが年内にも登場か?(3枚)画像ギャラリー

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