「一強」トヨタとは対照的に、苦境に立たされているホンダ&日産。ここはオレたちが応援しようじゃないかと、ベストカーお馴染みの執筆陣が「商品開発担当者」となり、ホンダ&日産に必要なクルマを好き勝手に、そして真剣に考える!!
※本稿は2026年3月のものです
文:清水草一、渡辺陽一郎、井元康一郎/写真:ホンダ、日産、ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2026年4月10日号
ホンダに今必要なクルマ……オシャレ系中型SUV(清水草一)
ホンダのラインナップを見ると、売れ筋のSUVやミニバンは、ちゃんと揃ってるように感じる。スポーツモデルも、プレリュードの復活で充実した。最大の弱点はフィットがあんまり売れないことだけど、原因はサッパリわからないし、N-BOXがある限り、ここを埋めようとしても難しいんだろう、たぶん。
結局欲しいのは、ハリアーの対抗馬じゃないか。ヴェゼルはとってもステキで、充分売れてるので、そのお兄さん的存在があるといいような……。
ZR-Vは、なぜかデザインが野暮ったいよね。CR-Vも、ヴェゼルのオシャレ感には届いてない。オートサロンに出展された北米生産のパスポートも、タフなイメージであんまり都会的じゃない。
国内専用に開発した、都会的でオシャレなデザインの中型SUVを出してもらいたい。SUVだらけになっちゃうけど。
ホンダに今必要なクルマ……ホンダ S1600(渡辺陽一郎)
2025年に国内で新車として売られたホンダ車の45%が軽自動車。そこにフリード、ヴェゼル、フィットを加えると約80%に達する。
今のホンダのイメージは「小さくて背の高い安価なクルマを作るメーカー」だ。この状況を打開するためにプレリュードを投入したが、価格を含めて商品力が弱い。
今後はロードスターと同サイズで、走行性能を大幅に高めた1.6Lオープンスポーツの「S1600」を導入したい。高回転型の自然吸気エンジンと後輪駆動で走りが楽しい。
またホンダは小型EVのホンダeを短命で廃止した。これは不可解で、社内の批判も多い。
そこで装備をシンプルに抑えたホンダeを350万円(国の補助金を引いて290万円)で復活させる。さらに全ホンダ車に、スポーティなRSと、SUVのクロスターを設定する。ホンダの国内販売の割合は少なく、車種を増やすことは困難だ。RSとクロスターで選択肢を充実させる。
【画像ギャラリー】ZのSUV化は絵空事じゃない!? ホンダよ、頼むからFRオープンカー作ってくれ!! (22枚)画像ギャラリーホンダに今必要なクルマ……1Lターボの国際的小型車(井元康一郎)
かつてホンダは「ニッチ商品」で世界の支持を集めていた。ニッチとは“隙間”を意味する言葉だが、隙間というのは少数とイコールではない。他社の盲点を突くようなクルマを出し、新しいトレンドを作れてこそ、ホンダは再び元気になれる。
例えば「大きく高いクルマよりもこれに乗るほうがカッコいい」とユーザーに思わせるような小型で安価なモデルなどはどうか。ホンダは2012年に軽自動車「N-ONE」をリリースしたが、その元スケッチは軽自動車の枠にとどまらない、カッコ可愛さを絵に描いたようなグローバルミニカーだった。
そんな魅力的なデザインを持ち、トップグレードで1Lターボ135馬力、車重950kg、パワーウェイトレシオ7kg/ps。痛快な走りと充分に広い室内を併せ持ち、簡易ハイブリッドで燃費はリッター20km台後半。価格は250万円以下。これならムーブメントを起こせるか!?

























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