高級ミニバンの頂点級に君臨するトヨタ ヴェルファイア。2025年1月の商品改良でPHEVも加わり、魅力はさらに濃厚になった。だが価格も存在感もビッグ。買って後悔しないために、その特長と魅力を現行モデルで整理してみよう。
文:ベストカーWeb編集部/写真:ベストカーWeb編集部、トヨタ
【画像ギャラリー】2025年の改良でヴェルファイアはナニが変わった!? PHEVと2.4Lターボを写真で比較!!(12枚)画像ギャラリー「アルファードよりワルそう」で選ぶと後悔する?
トヨタ ヴェルファイアは、ただの大きなミニバンではない。現行型はZ PremierとExecutive Loungeを中心に、2.4Lターボガソリン、2.5Lハイブリッド、そして2025年1月に新設定されたPHEVまでそろえる高級ミニバンだ。見た目の迫力、後席の豪華さ、走りの余裕。欲しくなる要素は、もう過剰なくらいある。
ただし、勢いで買うと後悔する可能性もある。まず価格だ。Z Premierのターボガソリン2WDで670万円、ハイブリッド2WDで705万円。Executive Loungeのハイブリッド2WDは880万円、PHEVのExecutive Loungeは1085万円だ。もはや「ちょっといいファミリーカー」の感覚で手を出すクルマではない。
サイズ感も要注意。全長4995mm、全幅1850mm、全高1945mmという堂々たるボディは、広さと迫力の源泉だが、狭い駐車場や古い立体駐車場ではなかなか気を使う。毎日の買い物、駅前ロータリー、細い住宅街で「うわ、デカいな」と思う場面はあるはずだ。
ヴェルファイアはドライバーズカーの要素もあるものの、やはり後席の快適性に大きな価値があるクルマ。運転する本人だけが気持ちよくなりたいなら、別の選択肢もある。
特にExecutive LoungeやPHEVは、ショーファーカー的な意味合いが濃い。2列目に誰を乗せるのか、どれくらい長距離移動するのか。ここを考えずに「アルファードよりワルそうでカッコいい!」 だけで選ぶと、支払額と使い方のギャップに悩むかもしれない。
満足する人は「移動そのものを上質にしたい」人だ
一方で、ヴェルファイアにハマる人の満足度はかなり高い。理由は明快。移動の質が別格だからだ。トヨタは現行アルファード/ヴェルファイアを「快適な移動の幸せ」をコンセプトに開発したとしており、乗る人すべての快適性を重視している。
2025年1月の一部改良では、ドライブレコーダー前後方を備えたデジタルインナーミラーを全車標準装備。さらにJBLプレミアムサウンドシステム15スピーカーと14インチリヤシートエンターテインメントシステムの設定をZ Premierにも拡大した。つまり、Z Premierでもかなり濃い高級ミニバン感を味わえるようになったわけだ。
なかでもPHEVは別格。EV走行換算距離は73kmで、日常移動の多くをEV走行でまかなえる設定だ。大容量リチウムイオンバッテリーを床下に積むことで低重心化を図り、静粛性や乗り心地も高めている。急速充電、最大1500Wの外部給電機能、マイルームモードまで備えるのだから、これはもう走る高級ラウンジ兼巨大バッテリー。価格は1085万円だが、価値の方向性はハッキリしている。
結論として、ヴェルファイアで後悔する人は、価格、サイズ、後席重視の性格を見ずに、迫力だけで買う人だ。逆に満足する人は、家族や大事な人との移動を本気で快適にしたい人。Z Premierなら現実的な最上級ミニバン、Executive Loungeなら後席ファースト、PHEVなら静粛性と電動感まで味わう究極仕様。高い。デカい。
だけど、乗れば「そりゃ売れるわ」と思わせる説得力がある。ヴェルファイア、やっぱりただ者ではない。
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