ファミリーミニバン選びで必ず名前が挙がるのが、ホンダ ステップワゴンとトヨタ ノア/ヴォクシーだ。ステップワゴンは2025年末に30周年特別仕様車を投入し、ノア/ヴォクシーは2026年4月に一部改良を実施。どちらも商品力を磨いてきた今、家族にとって本当に幸せなのはどっちなのか?
文:ベストカーWeb編集部/写真:ベストカーWeb編集部、ホンダ、トヨタ
【画像ギャラリー】3列目どこいった!? ステップワゴンの驚き収納方法がスゴすぎる!!(20枚)画像ギャラリーステップワゴンは広さと3列目の使いやすさが武器
ステップワゴンの魅力は、やはり室内の広さとシートの使いやすさだ。AIR(エアー)系は全長4800mm、全幅1750mm、全高1840mm。SPADA系は全長4830mm、全幅1750mm、全高1840mmまたは1845mmで、ノア/ヴォクシーより少し長い。そのぶん室内のゆとりがあり、3列目まできちんと使えるミニバンらしさが濃い。
とくに効くのが3列目の床下格納だ。使わない時にシートを床下へすっきりしまえるので、荷室を広く使いやすい。跳ね上げ式のように左右へシートが残らないため、大きな荷物や自転車を積む時にも気持ちいい。これ、日常で使うとかなり差が出るポイントだ。
さらに2025年12月には、「STEP WGN e:HEV AIR EX 30周年特別仕様車」と「STEP WGN e:HEV SPADA 30周年特別仕様車」が登場した。マルチビューカメラシステム、後退出庫サポート、2列目シートヒーター、30周年専用エンブレムなどを備えた記念モデルで、価格はe:HEV AIR EX 30周年特別仕様車が409万8600円、e:HEV SPADA 30周年特別仕様車が415万9100円だ。
e:HEVの燃費も優秀で、e:HEV AIR EXはWLTCモード19.8km/L、e:HEV SPADAは19.6km/L。静かで滑らかな走りも家族向きだ。子どもが寝ている時の発進や渋滞でのギクシャクの少なさは、地味だがかなりありがたい。
ノア/ヴォクシーは価格、燃費、改良後の装備で隙がない
いっぽうのノア/ヴォクシーは、やはり王道感が強い。ボディサイズは全長4695mm、全幅1730mm、全高1895mmまたは1925mm。ステップワゴンより短く、幅も20mm狭いので、駐車場や狭い道ではより扱いやすい。全高は高めで、室内の開放感もしっかりある。
2026年4月の一部改良では、ノア/ヴォクシーともに商品力を底上げした。S-Zには12.3インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイを標準装備し、S-GやS-Xには7.0インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイを設定。さらにE-Four車にはSNOW EXTRAモードを標準設定するなど、見た目だけでなく使い勝手や安心感も強化されている。
価格はノアのS-Xハイブリッド2WDが326万1500円、S-Gハイブリッド2WDが370万400円、S-Zハイブリッド2WDが405万6800円。ヴォクシーはS-Gハイブリッド2WDが375万1000円、S-Zハイブリッド2WDが412万7200円だ。燃費はノアS-Xハイブリッド2WDがWLTCモード23.8km/L、S-Gが23.6km/L、S-Zが23.4km/L。ステップワゴンe:HEVより燃費では有利だ。
では、どちらが幸せか。3列目の使いやすさ、荷室の広さ、シンプルなAIRの雰囲気、床下格納シートに魅力を感じるならステップワゴンだ。とくに「家族の荷物が多い」「3列目を使ったり畳んだりする機会が多い」家庭には刺さる。
一方、燃費、扱いやすいサイズ、リセールの強さ、王道ミニバンとしての安心感を重視するならノア/ヴォクシーが強い。ノアは落ち着き派、ヴォクシーは迫力派とキャラも選びやすい。
結論として、荷室と3列目の使い勝手で選ぶならステップワゴン。燃費と総合バランスで選ぶならノア/ヴォクシー。どちらも正解だが、家族の週末に大荷物が多いならステップワゴン、毎日の移動コストと扱いやすさを重視するならノア/ヴォクシーが幸せに近い。
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