今回のパワースポットは三重県桑名市にある多度大社である。三重県の北部に位置する桑名市はすぐ北側に木曽三川が伊勢湾へと流れる場所にあり、鈴鹿山脈や養老の山々を控える。東側には濃尾平野が広がる自然豊かな街である。名古屋への通勤通学も便利で交通網も発達している。本稿には四柱推命による令和8年7月のバス占いを付録しているので合わせてお楽しみいただきたい。
文/写真:東出真
編集:古川智規(バスマガジン編集部)
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■桑名市の概要
桑名市内には国内屈指の複合リゾート「ナガシマリゾート」があり、中でも遊園地の「ナガシマスパーランド」はジェットコースターの数が日本一など絶叫マシン好きの聖地ともなっている。また旧東海道の42番目の宿場町として栄え、熱田・宮の渡しから船で結ばれていた。距離が七里あったということから「七里の渡し」と呼ばれている。
ここからは伊勢路に入ることからここにある大鳥居は「伊勢国一の鳥居」と言われ伊勢神宮と同様遷宮の度に立て替えられている。近くには桑名城の本丸跡と二の丸跡に作られた九華公園や名勝・六華苑もあるなど歴史を巡るにはいいスポットも揃っている。
■コミュニティバスには乗れず!
桑名市の北部、多度町にあるのが多度大社である。2004年12月の市町村合併により桑名市の一部となったが現在でも「多度町」の名は残る。筆者は桑名駅より養老鉄道に乗車して多度駅までやってきた。玄関口となる駅なのだが毎時1~2本というのどかなダイヤである。
駅を出ると大きな看板がロータリーの真ん中にあり、「歓迎 ようこそ多度へ」と書かれていた。観光名所の案内やその中に多度大社の文字もあったが中央の色褪せた文字が年代を感じさせる。自転車置場のそばにバス停があったので時刻を見てみたが、コミュニティバスで乗車できる時刻のバスなく行きは歩いて行くことにした。
■多度大社
多度駅から徒歩で約30分、赤い鳥居が見えてきた。多度大社に到着したかと思ったがこれは隣の多度稲荷神社で、道路沿いにある鳥居をくぐった先に多度大社への階段が見えてくる。見上げても先が見えないほどに長い、そして幅の広い階段が出迎えてくれる。向かって左側には柵で囲まれた坂道のような通路もある。階段の途中には記念写真を撮るためのものだろうか「参拝記念多度大社」というプレートが置かれていた。
多度大社の歴史は古く、多度山を神様が鎮座する「神体山」として仰ぎ5世紀後半の雄略天皇の頃に社殿が建てられたとされている。その時代は伊勢国の准国分寺といわれる程の壮麗な伽藍が造営された。中世に入っても平家をはじめとする武家の篤い信仰を受けていたのだが、1571年(元亀2年)に織田信長の長島一向一揆平定の際に織田軍の兵火を受け、社殿を始め神宮寺など全ての建物と、神位記・御神宝・諸記録の全てが焼失した。
それからしばらくは荒廃した状態が続いていたが、江戸時代に入ると桑名藩主本多忠勝より莫大な寄進を受け、1605年(慶長10年)に社殿が再興、以降は別宮以下の摂末社も復興された。御祭神は本宮に「天津彦根命」(あまつひこねのみこと)、別宮に「天目一箇命」(あめのまひとつのみこと)をお祀りしている。
天津彦根命は伊勢神宮に祀られている天照大御神の御子神になり、伊勢神宮から見ると御子神と御孫神という関係になることから北伊勢大神宮ともよばれ「お伊勢参らばお多度もかけよ、お多度かけねば片参り」と古くから謡われてきた。名古屋から近鉄電車に乗ると沿線に建てられた看板にこの言葉が書かれたのがあるので見たことがある人もいるだろう。







