家族の使い勝手を最優先にクルマ選びをするようになって久しい中高年世代。子供も独立し、配偶者も自身専用のクルマを運転している……。ならば久しぶりに自分の好きなクルマを選びたい! MT専用のホンダ N-ONE RS、いっちゃう!?
※本稿は2026年4月のものです
文:木内一行/写真:ホンダ、ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2026年5月26日号
6MT×ターボの軽で久しぶりのMTを楽しむ
MTの軽自動車=ベースグレードと思いがちだが、N-ONEは満足できる質感を持ち、デイリーユースでも使いやすい“オトナのMT車”として充分楽しめる。
初代の正常進化として2020年に登場した現行N-ONE。エクステリアは初代をベースにブラッシュアップし、瞬時には見分けがつかないほどだが、中身は真逆。新世代のプラットフォームを採用しつつパワートレーンも一新されている。
なかでも異彩を放つのがスポーティグレードのRS。ターボエンジンを搭載するとともに6MTを設定。S660と同じクロスしたギアレシオを組み合わせつつ、シフトアップ操作力の低減やショートストローク化で痛快なドライビングを実現。
シフトノブもS2000のデザインをベースにした専用デザインとなっており、演出も粋だ。
デビュー当初はRS専用セッティングが施されたCVTもラインナップされていたが、2025年の改良でRSは6MTの専用グレードとなったことも潔い。
軽自動車なので絶対的なパワーはないし、セミトールタイプのクルマなので、キレ味抜群のハンドリングを味わうこともできない。しかし、中高年世代が街なかでも気軽に操れ、楽しめるMT車という点では、N-ONEに勝るものはないだろう。
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