ランドクルーザー250のリセールバリューは本当に強いのか。愛車買取オークション「セルカ」の取引データを分析すると、登録から約2年が経過した2026年でも残価率100%超えを維持していることが判明した。さらに、限定車より標準モデルのほうが高い残価率となる興味深い市場変化も見えてきた。
文:ベストカーWeb編集部/画像:PRTimes
ランクル250はなぜ資産価値が落ちない? 最新オークションデータが示す中古市場のリアル
ランドクルーザーシリーズは以前から「資産価値が高いSUV」として知られてきたが、その人気は現行ランドクルーザー250でも健在である。
愛車買取オークション「セルカ」を運営するクイック・ネットワーク株式会社が公表した2024年式ランドクルーザー250の取引データによると、2026年時点でも平均残価率100%超えという驚異的な水準を維持していることが明らかになった。
一般的な乗用車では新車登録から1~2年で新車価格の70~80%程度まで価値が下がるケースが珍しくない。それと比較すると、ランクル250のリセールバリューはまさに別格と言える結果だ。
今回の調査は、セルカで2025年1月から2026年6月までに取り扱われた2024年式ランドクルーザー250のデータを集計したもの。全218台のうち約75.2%を占める「VX」系グレードを中心に分析している。
特に注目したいのは、標準仕様のVXガソリンモデルの推移だ。
・2025年(登録約1年):平均残価率108.9%
・2026年(登録約2年):平均残価率101.2%
もちろん年式や走行距離の増加に伴って相場は落ち着いてきている。しかし、それでも新車価格を上回る水準を維持している点は驚異的である。 背景には国内需要だけでなく、海外市場も含めたランドクルーザーブランドへの根強い人気があると考えられる。供給不足が続いたことも、中古車価格を押し上げる要因となってきた。
一方で、今回のデータからは市場が徐々に”正常化”へ向かっている様子もうかがえる。発売直後のプレミアム相場から、年式や走行距離を反映した実用的な価格形成へ移行しつつあるという分析だ。
今回の調査で興味深い結果となったのが、標準モデルと限定車との比較である。一般的には限定モデルのほうが中古市場でも高く評価されるイメージがある。しかしランクル250では逆の結果となった。
ガソリンモデルの全期間平均残価率は、
・標準VX:106.0%
・VX ファーストエディション:102.4%
ディーゼルモデルでも、
・標準VX:107.4%
・VX ファーストエディション:100.7%
となり、いずれも標準モデルが上回っている。
これは時間の経過とともに、限定車という希少性よりも、車両状態や装備内容、実用性が中古車市場で重視される傾向が強まっていることを示す結果と言える。発売当初はプレミアム価格で注目された限定モデルも、長期的には市場が冷静な評価へ移行していくことが数字から読み取れる。
ガソリン仕様の標準VXでは、走行距離による残価率の変化も興味深い。
・3000km未満:105.8%
・3000~5000km未満:109.7%
・5000~1万km未満:106.8%
・1万km以上:102.0%
1万kmを超えると残価率はやや落ち着くものの、それでも新車価格付近を維持している。
また、流通量は少ないディーゼルモデルも高い資産価値を維持している。2025年の平均残価率108.0%に対し、2026年でも107.0%とほぼ横ばいを記録しており、需要の強さが数字にも表れている。

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