130万円のCEV補助金によって、ぐっと買いやすくなったトヨタbZ4X。ただし、補助を受けた車両には原則4年間の保有義務がある。では、転勤や家族構成の変化で手放したくなっても売却できないのか? 意外と知らない補助金のルールを確認しよう。
文/写真:ベストカーWeb編集部
【画像ギャラリー】メーターの位置「そこ」なんだ!? ラゲッジもかなり広めなbZ4Xの室内がコレ!(11枚)画像ギャラリー4年間は売却禁止……ではない!!
bZ4XでCEV補助金を受けた場合、登録日から4年間が「処分制限期間」となる。補助金はBEVの普及を促すためのお金なので、受け取ってすぐ売却されては制度の目的を果たせない。そのため、一定期間の保有が条件となっているのだ。
ここで注意したいのが、「4年間は絶対に売れない」という意味ではないこと。期間内でも所定の手続きを行い、原則として補助金の一部を返納すれば売却できる。
制度上の「処分」には、買取店への売却だけでなく、次のクルマを買う際の下取りや名義変更、譲渡、廃棄、貸し付け、担保にすることなども含まれる。家族へ名義を移すだけだから大丈夫、というわけではない。
最も重要なのは、売却や下取りをする前に次世代自動車振興センターへ財産処分承認申請書を提出し、承認を得ること。先にクルマを手放し、あとから届け出るのはNGだ。
返納額は残った保有期間に応じて決まる
現在の制度では、返納額は原則として処分制限期間の残り月数に応じて計算される。計算式は「受け取った補助金額×残存月数÷48カ月」だ。
bZ4Xで130万円の補助を受けたとすると、経過月数が12カ月なら返納額は97万5000円、24カ月なら65万円、36カ月なら32万5000円が目安。実際には登録月と処分月の両方を経過月数に含めて月割り計算するため、正確な金額は通知を待つ必要がある。
手続きは、まず処分承認を申請し、承認通知を受け取ってから売却。続いて処分報告書を提出すると返納額が通知され、指定期限までに納付する流れだ。無断で売却すると、補助金の全額返納を求められる場合もある。
なお、天災や本人に過失のない事故で走行不能となり、抹消処分する場合などは返納不要となることがある。ただし、この場合も事前の申請と承認は必要だ。
4年以内に乗り換える可能性が高い人は、130万円を単純な値引きとして考えないほうがいい。短期保有では売却時の手間と返納負担が発生するからだ。反対に、4年以上じっくり乗るつもりなら大きな問題にはならない。bZ4Xの補助金は強力だが、「長く乗る」という約束とセットなのだ。
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