ここ最近のクルマには便利な先進装備が多数搭載されているが、長年ハンドルを握ってきたベテランドライバーにとっては、直感的な操作ができず戸惑うモノも。おじさん世代にはストレスになる5つの最新装備とは?
文:井澤利昭/写真:写真AC、CarsWp.com
【画像ギャラリー】最新装備はおじさんにはちょっとつらい!?(6枚)画像ギャラリー低速でのコントロールが案外難しい? 「オートブレーキホールド」
「オートブレーキホールド」は、信号待ちなどでブレーキペダルから足を離しても停止状態を保持してくれる機能。アクセルを踏むと自動的に解除され、スムーズな発進が可能だ。
特に渋滞時などでブレーキを踏む右足の疲労を軽減してくれるため、一度使うと手放せない便利さがある。
ところが駐車場にクルマを停めようとする場面では、この機能が逆にストレスとなることも。
オートブレーキホールド機能がない従来のクルマでは、AT車特有のクリープ現象を利用してゆっくりクルマを動かし、ブレーキペダルで速度を微調整しながら駐車するのが一般的。
ところが、オートホールドが作動している状態では、ほとんど車種でブレーキの保持を解除するためにアクセルを踏む必要がある。
そのため、フラップ式のコインパーキングなどで段差を乗り越える際や、狭い駐車場で壁際ギリギリまで寄せるような繊細な操作が要求される場面では、アクセルを踏んだ瞬間に予想以上にクルマが飛び出してしまう感覚に陥りギクシャクすることがありうる。
慣れればさほど気にはならないものの、こうした予想外の動きは、ベテランドライバーほど戸惑ってしまいがち。
オートブレーキホールド機能は任意でオフにすることもできるため、どうしても慣れない場合は、その操作方法を覚えておくのが得策かもしれない。
指先の感覚での操作ができない 「タッチセンサー式スイッチ」
近年の新型車、特に欧州の高級車ブランドなどで急増しているのが、ステアリングやセンターコンソール周辺のタッチセンサー式スイッチ化だ。
スイッチやボタンの凹凸がなくなることで見た目がスッキリし、インテリアがよりスマートで未来的なデザインになるのがその魅力だが、運転中の操作性という点に関しては、使いにくさを感じているドライバーも少なくないようだ。
従来の物理ボタンであれば、指先で触れただけでスイッチやボタンの位置をある程度把握でき、オン/オフも、押した際の「カチッ」という手応えで確認ができた。
そのため、運転中でも前方から視線を外すことなく、慣れてしまえば、ブラインドタッチでのエアコンの温度やオーディオの音量などの調整が可能だった。
ところがタッチセンサー式の場合、目的のスイッチの位置を指先だけで探り当てることはかなり難しく、操作のたびに目視で確認しがちになる。
仮に60km/hで走行中であれば、インパネを確認するために1秒間脇見をしただけでも約17mもクルマは進んでしまうため、とても危険だ。
こうした前方不注意のリスクに加え、コーナリング中でステアリングを回している最中に手がセンサーに触れてしまい、意図せずメーターの表示が切り替わるような誤操作も起きているという。
実際に一部の欧州メーカーでは、ユーザーの声を受け、タッチセンサー式から従来の物理ボタンに戻す方針を示した事例もあるほどだ。
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