2017年7月3日、トヨタの人気ミニバン、ヴォクシー/ノア/エスクァイアがマイナーチェンジを実施した。
久しぶりに見るこの3台のフロントマスクにびっくりした方も多いだろうが、本記事ではこの新型ヴォクシー/ノア/エスクァイアの変更内容とそれぞれの特徴をお伝えします。
文:ベストカーWeb編集部
■安全装備、ハイブリッド、ド派手顔の三拍子
多くの読者はご承知かと思うが、復習のためにトヨタの2Lクラス(&1.8L+モーターのハイブリッド)ミニバン3兄弟の特徴を改めて書いておくと、
- ・ヴォクシー=ネッツ店取り扱い車種=月販目標5000台=スポーツ志向
- ・ノア=カローラ店取り扱い車種=月販目標台数2700台=ファミリー志向
- ・エスクァイア=トヨタ店&トヨペット店取り扱い車種=月販目標台数2300台=上級志向
このようなキャラクター分けがされている。
上記を踏まえたうえで、それぞれのフロントマスクを見ると「ああなるほど、やりたいことはわかるな」と思っていただけるのではないだろうか。

さておき、今回のマイチェンで変更が加わったのは、以下の点となる。
◎薄型LEDヘッドライトや押し出しの強いフロントグリルにより、それぞれの個性を際立たせたエクステリアデザインに変更
◎収納やテーブル、USB電源など使い勝手のいい室内装備を充実
◎操縦安定性と乗り心地、静粛性を向上
◎エスクァイアに最上級パッケージを新設定
このトヨタヴォクシー/ノア/エスクァイア、現行型が登場したのは2014年1月(ハイブリッド車は2月)。
発売以来、ライバルである日産セレナ、ホンダステップワゴンに差をつけて、このクラスの販売をリード。

〈オプション装着車〉
一時期、「プロパイロット」を装備した日産セレナに追い抜かれるも、3兄弟合わせての販売台数では依然大きな存在感を持っていた。
そこへたたみ込むように今回のマイナーチェンジである。
先進安全装備の充実(衝突回避支援パッケージ「セーフティセンスC」の装備)、ハイブリッドグレードの設定という、ただでさえ高い商品力に加えて、
「荒々しい目立つフロントマスク」をさらに高めてきたヴォクシー/ノア/エスクァイア。このクラスのミニバンにおける「勝利の方程式」が見えているようだ。
なお価格は249万6969円〜335万8800円なり。

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