KTMは新型ハイパーネイキッド「1390 SUPER DUKE RR」を発表した。昨年までの「1390 SUPER DUKE R」から11キログラムの軽量化を達成し189kgに。190PSの出力はそのままで俊敏性を大きく向上した。さらに専用のサスペンションやブレーキシステムに加え、最新の電子制御をすべてオフにする「ビーストモード」を搭載。海外では4月から350台限定で発売される。日本導入は未定だ。
文/Webikeプラス編集部
カーボン外装と専用足回りで研ぎ澄まされた車体性能
2026年型の1390 SUPER DUKE RRは、従来までのフラッグシップモデル「1390 SUPER DUKE R」をもとに、専用パーツを多数装備した上位モデルだ。最も大きな特徴は車体の軽量化で、カーボン素材が多用されたボディパーツに一新し、強度を維持しつつも、標準仕様の1390 SUPER DUKE Rと比較して11kg減となる189kgへのダイエットに成功した。
外観面では、LEDヘッドライトとシームレスに統合されたタンクスポイラーを装備。フロントのエアロウィングレットが高速走行時のダウンフォースを発生させ、ネイキッドながら高速域でのエアロダイナミクスも最適化が図られる。さらに足回りにはトラックでのパフォーマンスを発揮すべく、フロントフォークにはWPプロコンポーネンツ製の8548クローズドカートリッジ式を採用し、リアには同ブランドの8750ショックを装備。新たに50ミリ径のピストンと14ミリ径のピストンロッドを組み込むことで、激しい負荷がかかる状況でも滑らかな動作を可能としている。
ホイールはRC16のデザインから着想を得た7本スポークの鍛造品を装着し、標準モデルの鋳造ホイールに比べて1.5キログラム軽量化。タイヤはミシュラン製パワーカップ2がセレクトされ、優れたグリップ力を発揮する。
ブレーキキャリパーにはブレンボ製ハイピュアスポーツの4ピストンモノブロックを採用し、こちらも従来のスティレマM4.30モデルと比較して1つあたり100グラムの軽量化を達成。外観は従来の1390 SUPER DUKE Rに似ているが、このように徹底的な軽量化が細部まで施されたのが「RR」の大きなポイントだ。
1350cc75度Vツイン”LC8″エンジンは従来通り。電子制御システムを増強
パワーユニットには標準モデルと共通のLC8型Vツインエンジンを搭載。最高出力は140kW(190PS)、最大トルクは145Nm(14.79kg-m)を発揮するハイパワーもそのままだ。マフラーにはアクラポビッチ製のチタンスリップオンサイレンサーを標準装備している。
さらに電子装備面では、8.88インチの大型タッチスクリーン式ダッシュボードを新たに導入。横長のデザインで視認性を高め、分割画面機能によって情報の整理が容易に行える。さらにボタンにはプレミアムなK12スイッチが内蔵され、確実な操作感を提供するだけでなくバックライトによる夜間の視認性も確保した。
また、本モデルならではの特徴として専用の「ビーストモード」が追加されている。ビーストモード中は速度のみが表示され、ライダーが乗りやすく、快適になれるアシスト機能がすべてオフに。安全機能は法的に許される最小に制限され、マシン本来の運動性能がそのまま現出する。この野生を乗りこなせる自信のあるライダーのみが選択できる究極の設定だ。
そんなスパルタンな新「1390 SUPER DUKE RR」、現在は海外発表のみで、2026年4月から350台の数量限定デリバリーが予定されている。日本上陸の情報は未解禁だが、本機のようなモデルを望む数少ないライダーは、ぜひ今後の動きに注意していってほしい。
海外:1390 SUPER DUKE RR(2026) 主要諸元
・ホイールベース:1491mm
・シート高:834mm
・車両重量:189kg
・エンジン:水冷4ストロークV型2気筒DOHC4バルブ 1350cc
・最高出力:140kW(190PS)
・最大トルク:145Nm(14.79kg-m)
・変速機:6段リターン
・燃料タンク容量:17.5L
・ブレーキ:F=ディスク、R=ディスク
・タイヤ:F=120/70R17、R=200/55R17
・価格:未発表
詳細はこちらのリンクよりご覧ください。
https://news.webike.net/motorcycle/529125/






コメント
コメントの使い方