よく似た箱型ボディを持つスズキ エブリイとエブリイワゴン。しかしエブリイは4ナンバーの軽商用車、ワゴンは5ナンバーの軽乗用車だ。荷物を優先するか、後席の快適性を取るかで最適なモデルは変わる。価格やエンジンも含め、両車の違いを比べてみよう!
文:ベストカーWeb編集部/写真:ベストカーWeb編集部、スズキ
【画像ギャラリー】実は意外と違いがある!? エブリイファミリーをイッキ見!(10枚)画像ギャラリー最大積載量350kgのエブリイはやっぱり荷物優先
エブリイの価格は134万3100円から。全車ハイルーフで、2名乗車時の最大積載量は350kg、4名乗車時でも250kgを確保する。一部仕様を除き、荷室高は1240mm、最大幅は1385mm。PAでは2名乗車時の荷室長が1910mmに達する。
荷室の床やシートは仕事で使うことを前提に設計され、PAとPCには便利なユーティリティーナットを12カ所用意。棚やバーを追加しやすく、道具を積む配送、建設、設備業には文句なしだ。
いっぽう、PAとPCの後席は必要最低限。荷物を積むために簡単に格納できる反面、長時間人を乗せるには向かない。後席も使うなら分割可倒式リアシート、リアヘッドレスト、センターアームレストを備えるJOIN以上を選びたい。
エンジンはPA、PC、JOINが最高出力49psの自然吸気。JOINターボは64psを発生し、荷物を載せた高速道路や登り坂でも余裕がある。仕事用のベストは快適装備と価格のバランスがいい154万円のPC。アウトドアとの兼用なら177万5400円のJOINターボが本命だ。
後席に人を乗せるならエブリイワゴンが正解
エブリイワゴンは全車が64psターボとCVTの組み合わせ。価格はPZターボの標準ルーフ・2WD車が201万9600円からとなる。
最大の違いは後席だ。左右独立で180mmスライドし、リクライニングにも対応。センターアームレストや乗降グリップ、リアヒーターを備え、大人4人での長距離移動も現実的だ。前席はベンチシートで、運転席と助手席の間を移動できる。
荷室も十分に広い。ハイルーフ車は後席を最前端まで動かした状態で最大1123Lの容量を確保する。ただし乗用車なので、エブリイのような最大積載量350kgという考え方はない。重い資材より、キャンプ用品や自転車など、かさばるレジャー道具を積むのに向く。
PZターボは左側電動スライドドア、全車速追従ACC、ステアリングヒーター、フルオートエアコン、14インチアルミホイールなどを標準装備。クルマとしての快適性と見栄えはワゴンが明確に上だ。
なお、エブリイJOINターボに11万5500円のアップグレードパッケージを付けると189万900円。PZターボとの差は12万8700円まで縮まる。エブリイには両側電動スライドドアまで付くが、後席の快適性はワゴンが勝る。
結論は明快。人より荷物を優先する仕事用ならエブリイPC、仕事と遊びを両立するならエブリイJOINターボ。家族や友人を後席に乗せる機会が多いなら、価格が高くてもエブリイワゴンPZターボが正解だ。
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